光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

季節

2021年の桜、京都より

これまでずっと新緑を主に取り上げてきて、それから桜の記事を書くというのは今さら感がありますが、今年の桜のことも振り返ってみたいので、とりあえず4月が終わらないうちに。 周知のとおり、異常に開花が早かった今年の桜。春分の日になるかならないかの…

京都も初夏へ

日曜の今日は、朝は曇りがちだったものの、昼前から青空が広がりました。 もともと桜も新緑も早かった今年は、4月最後の週末ともなればほとんど初夏です。近場のいつもの新緑撮影スポット・八瀬に足を運んでも、もうかなり濃くなった緑一色の光景になってい…

新緑は過程を楽しむもの

昨日ぐらいからもう初夏に入ったような陽気です。 新緑の季節の訪れも早かった今年。もう緑も新緑から深緑に変わりつつあり、5月を待たずして、新緑の季節は完全に終わりを迎えそうです。 ということで、はや3月終わりから始まった新緑の季節の移り行きを、…

季節の進みは年ごとにこれだけ違う~新緑で比べる今年と過去年~

桜の季節も、そして新緑の季節も、訪れが著しく早い今年。 同じ場所で撮影していると、年ごとの季節の違いにも敏感になります。 私のメインフィールドである京都・八瀬で、新緑と山桜。 こちらは今年の4月11日 こちらは去年の4月25日です。 緑の色づきも、山…

京都・八瀬の新緑はカラフル

先週末は新緑三昧。 嵐山から高雄まで、土曜日は西へ向かいましたが、日曜日はわが家からもほど近い、新緑では私のメインフィールドとも言うべき八瀬を中心に撮影しました。 こちらの記事でも紹介しています。私にとっては散歩の延長で行ける場所。 naosuke2…

京都高雄・西明寺のミツバツツジと新緑

先週末の新緑めぐり。 嵐山、保津峡、広沢池と回って、今年は是非とも見たかったのが、高雄・西明寺のミツバツツジ。 以前の記事でも取り上げました。 naosuke21036.hatenablog.com ということで広沢池から高雄への道を。 : 西明寺の裏山にさしかかる前に、…

新緑は5月より4月、とはいうものの~嵯峨・嵐山の新緑~

この週末2日は本当に良い天気でした。 例年なら最高の花見日和となるところでしたが、早すぎる開花のため、京都でも桜はほとんど散り尽くしていました。かろうじて花びらが残っている樹々が、いくらか見られる程度です。 桜の季節が早ければ、新緑の季節も早…

京都にて、早すぎる新緑の見頃

新緑は5月より4月。先の記事では、そう強調しました。 naosuke21036.hatenablog.com とはいっても、こんなに早く見頃になるとは、私も思いもよりませんでした。 桜の季節が終わりを迎える頃から新緑が綺麗になってくる。その萌え出る初めの時期こそいちばん…

3月の新緑~京都と南紀~

3月から新緑が見られるとは。 いろいろあってしばらく更新をお休みしていましたが、久々の投稿はこの話題です。 先の記事で、新緑は世間で言われているように5月ではなく、4月こそがいちばん美しい。5月に入ってからでは遅すぎる、4月のうちに見逃さなずに撮…

ガイドブックではわからない京都の新緑スポット紹介

新緑というのは本当の見頃はつかの間です。萌え出て間もない時期の、微妙で繊細な淡い彩りが見られるのは、1週間~10日あるかどうかです。その後も新緑といえば新緑の時期はまだ続きます。しばらくは新緑らしい瑞々しさ、さわやかさは堪能できるでしょう。で…

5月では遅すぎる~新緑は4月にこそ撮りたい3つの理由~

新緑の季節と言ったら何月ですか? 日本でこんな質問を尋ねれば、多少の地域差はあるとしても、大多数の人は5月と答えるでしょう。時候の挨拶でも、5月であれば「新緑の候……」と書き出すのが定番となっているところにもうかがえます。もちろん新緑は、日本各…

美しい新緑に出会うための6つのポイント

まだまだ春本番には遠いところですが、だからこそ今のうちに、この記事をアップしたいと思います。 新緑の季節にリアルタイムで載せると、今年の春に見に行こう、撮りに行こうという方々には間に合わないかもしれませんから。季節にしばらく先駆けてお読みい…

彩り豊かな季節を待つ

3月に入ってから初めての記事です。 ようやく過ぎた冬は、1年のうちで最も彩りの乏しい季節。春には、すでに各所で梅の花が咲いているのをはじめとして、苦節の彩りもよみがえってきます。 桜、菜の花、タンポポ、春もみじ、新緑といった春の彩りも待ち遠し…

この冬も鴨川のユリカモメ

京の冬の風物詩のひとつ、鴨川のユリカモメたち。 毎冬の私の楽しみのひとつとなっていますが、繁殖地(ロシアのカムチャツカ半島)の環境変化その他の要因で、最盛期に比べると年々渡来数も減っています。また以前であれば11月に入った頃には鴨川で見かけた…

2020年を季節の彩りで振り返る

今日は暖かな小春日和でしたが、大晦日から元日にかけては寒波が押し寄せる見込み。もしかすると雪で行く年を見送り、雪で来る年を迎えることになるかもしれません。6年前の年末年始のように京都で数十㎝の積雪……とまではいかないでしょうが。あの年は年を明…

初雪と雫

厳冬を予感させるこの冬は、雪もたびたび降りそうです。 私にとって雪の日の楽しみのひとつは、雪融けの雫でプリズムが撮れること。積雪の後で日が射してこそ撮れるものなので、雪が降ればいいというものではないのですが、先日の初雪の日も、平日ながら少し…

初雪景色2020京都

昨日の朝より。朝起きてみれば、この景色でした。 週明けから寒波に見舞われ、雪の予報は連日出ていましたが、降ったのは昨日が初めて。この冬では初雪です。 近くの森も、雪化粧していました。 私の住む京都ではここ2年雪はほとんど降らず、特に去年は2月が…

紅の色彩空間

今回は、こんな趣向でどうぞ。 先週の「残された秋」を探しての撮影の折、まだまだ出会えた見頃そのもの紅葉。 ぼかした背景も紅葉にして、空間を真っ赤に彩ったショットです。 こちらはより主役の葉をフィーチャーして。 この趣向で今年も撮ってみたかった…

残された秋を探して 続

12月に入った先週末でも、秋はところどころに残っていました。 前回記事に引き続き、今回は日曜日に見つけた「残された秋」をご覧いただくことにしましょう。 この日もやはり近場でしたが、より南に下り、北白川のあたりを中心に迫り出した東山に秋を求めま…

残された秋を探して

今年は近場のメイン紅葉撮影フィールドである叡電八瀬駅前の落葉が早く、その他の場所でも先々週ぐらいから散紅葉目立っていました。そのため「今年の秋は先週末で終わり」と決め込んでか、「秋色のフィナーレ」なる記事まで書いていました。 naosuke21036.h…

実は1年でいちばん嫌いな月

12月に入りました。今年は紅葉の季節の終わりが早かったうえ、朝の冷え込みもこの時期からかなり厳しく感じ、すでに冬が訪れたといってよさそうです。 去年などは12月半ばまで紅葉が見頃といっていい場所もちらほらあったことを思うと、年ごとの気候の違いを…

秋色のフィナーレ2020

11月最後の週末。曇ったり晴れたりの1日でしたが、たびたび晴れ渡るひとときにも恵まれて、秋色を撮りに。 今年は、紅葉をはじめとする秋色も、これで見納めかもしれません。 山でも神社仏閣でも、もう葉を散らした木々が目立ちます。とあるスポットでは、今…

彩り豊かなふたつの季節~新緑の山と紅葉の山~

春色と秋色。新緑と紅葉。 1年のうちで、山はカラフルな季節を2度迎えます。夏の濃緑と、常緑樹だけを残した冬枯れとを挟んで、とりどりの色が見られる時期。落葉樹の雑木林が広がる里山ならではの光景です。 前回の記事でとりあげた、京都・八瀬のとあるス…

京都・八瀬の秋色スポット

晩秋は、1年のなかでも最も彩り豊かな時期のひとつ。 それを代表するのはもちろんもみじの赤ですが、秋の彩りの美しさというのはもみじだけよりも、もみじもその一つのピースとして、とりどりに色づく樹々のハーモニーにこそあると私は思います。 そんな場所…

京都・八瀬の紅葉と秋色

私の住む京都には、紅葉の名所はもちろんいっぱい。 でも名だたる神社仏閣、ガイドブックに載るような名所よりも、私にはお気に入りの秋色を堪能するスポットがあります。 わが家からもわりと近場にある、八瀬です。比叡山の麓にあたります。 まずは市街地か…

京都より紅葉2020

前回記事は秋の「彩り」を特集しましたが、今回は改めて「もみじ」をフィーチャーしてみましょう。 嵐山より。もみじは逆光撮りも映えます。真っ赤に色づききるより、こうやって色づき途上で黄色や緑も混ざるのが、彩りゆたかで私は好きです。 同じく嵐山で…

秋はカラフル~京都の里山より~

秋色撮影三昧だった先週末から。 改めて感じるのは、晩秋の美しさというのは、「もみじの赤」だけじゃない。 もみじの赤もあわせて、山がさまざまな色合いに彩られる光景こそが、この季節の魅力だということです。「紅葉狩り」ということで、もみじばかりに…

小春日和と紅葉の週末

今年は、紅葉の色づきが早いようです。 2019年11月21日撮影 2020年11月14日撮影 叡電八瀬比叡山口駅近くの同じ場所で去年、今年と撮影したものを並べたものですが、1週間の違いがあるのに、色づきはさほど変わっておらず、それどころか1週間早い今年は、去年…

温度の季節と光の季節~秋分を過ぎて~

今日は9月23日。例年なら秋分の日にあたりますが、今年の秋分は昨日だったので、平日になりました。 秋分の日と春分の日は、ともに昼夜の長さがほぼ同じ日。日の出入りもほぼ真東、真西になる日です。「温度の季節」で見た場合は大きく違いますが、「光の季…

華麗なる東空の夕焼け

夕焼けは、西の空だけではない。 これは、夕景撮影では絶対に心得ておいた方がいいポイントです。 特に夏であれば全方位の空が染まることがあり、言い方を変えればどの方角の空が焼ける可能性もあるので、西の、日の入りの方角だけに集中していると、他の方…