光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

5月の桜、まさかの京都で

新緑の振り返りとか、連休前半の撮影など、このブログで語りたいことは他にもありますが、まずはこちらで話題にしたいことがあります。

 

それが、こちら。

 桜の花です。

 ですが、撮ったのは今日、5月3日です。

 つまり、5月に入ってなお、咲き続けていた桜ということになります。

 寒冷地ならまだしも、これは京都でのことです。高野川の桜並木、松ヶ崎橋付近での撮影です。

 

 今年は3月から暖かかったため桜の開花も例年になく早く、春分の日の頃にはもうかなり咲いていました。

 

 いちばんの見頃は3月末ぐらい。

 

 4月に入って1週間ほどで見頃は過ぎ、中旬に入るとほとんどが葉桜になっていました。

 それでも、まだ残っている花はないかと、当の高野川の桜並木で見つけては撮っていたものです。

 こちらは4月も半ば、16日の撮影。すでにほとんどが葉桜になっていましたが、こんなふうにまとまって残っている花もありました。

 これもあと数日もすれば散り、完全に葉桜になるだろうと思っていたのですが、4月末でこちら。

 まだこれだけまとまって咲いている花が残っていたのです。

 これは、「5月の桜」も夢ではない。そんな期待も高まってきたのです。

「桜チャレンジ」とでも名づけましょうか。5月まで、持つかどうか。

 これを撮った後京都ではひと雨降るとの予報、これを乗り切れるかどうかが気がかりでした。

 5月に入って1日、2日と撮りに行く機会がなかったので今日足を運んでみましたが、最初は残る花は見当たらず、やはりもう全部散ってしまったか、やはり「5月の桜」は叶わなかったか……と諦めかけたとき、見ると高いところの葉に。

 かろうじて残っている花びらがありました。

 これでともかくも「5月の桜」は実現、「桜チャレンジ」は成功というところでしたが、探してみると、まだまだ花びらはちらほら残っていました。

 細々と散らずにいるだけとはいえ、5月に入っても桜が見られるとはびっくりです。

 それも北国とかではなく、京都でのことなのです。

 3月の春分の日頃から咲き出したので、ほぼ1か月半、咲き続けていたことになります。実は例年になく息の長い今年の桜でした。

 ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。