3月の新緑~京都と南紀~
3月から新緑が見られるとは。
いろいろあってしばらく更新をお休みしていましたが、久々の投稿はこの話題です。
先の記事で、新緑は世間で言われているように5月ではなく、4月こそがいちばん美しい。5月に入ってからでは遅すぎる、4月のうちに見逃さなずに撮りたい……というお話をしました。
ですが、4月どころか、末とはいえ3月のうちにもう新緑が綺麗になりつつあるとは、私も思いもよりませんでした。2月以降は暖冬だったためか、桜の開花も異例に早かったこの春。新緑の季節も早く訪れるだろうとは予想していましたが、まさか3月中に始まっているとは。
ということで、今朝の京都のわが家近辺から。冬枯れだった樹にも、もう瑞々しい緑が芽吹いています。
満開の桜の背に芽生える新緑。定点撮影スポットです。
もみじもこんなに青々と。まだ3月とは思えません。
こちらも桜と新緑のコラボ。青空に映えます。
散り始めた桜の花びらたちが、青空に舞います。
こうした様子は、先週末に訪れた南紀でも、すでに見られました。こちらでの春の海の光景はまた後々の記事で取り上げますが、まずは新緑の話題から。
京都よりずっと温暖な南紀では、桜や新緑の季節の訪れが早いのも当然とはいえ、訪れた目的はあくまで「早春の海」であって、新緑を撮ることは予定外でした。それがすでにこんな様子です。
周参見駅から少し西へ行ったあたりの山。もう山桜と新緑のコントラストが鮮やかでした。
いくら温暖な南紀でも、3月のうちにもう初夏のようです。
もともとこの辺りの植生は、人工的に杉が植えられたところを別にすれば常緑照葉樹が基本で、年中あまり山の色は変わりません。新緑が見られる落葉樹はまばらにしか生えていないのですが、それでも(常緑樹にも新緑はあります)。
常緑樹の深緑をバックに、仲良く山桜と新緑が並びます。
新たな緑を芽吹かせた樹越しに、枯木灘の青い海を望みます。
山桜と新緑越しに、すさみ町と白浜町の境界にある、小石の鼻。
と、京都より一足先に新緑も堪能してきた南紀の旅については、後にまた書きます。
京都に戻っても、やはり異例に早い今年の新緑。まだ始まったばかりとはいえ、これは5月を迎えるどころか4月の早いうちに本当の見頃は終わってしまうかもしれないので、撮影に行ける機会は逃せないところです。
ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。