光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

海の色のはなし その2 ~エメラルドグリーンの海とは~

美しい海を表現するのに「エメラルドグリーン」という色の名が使われることがあります。沖縄や、さらに南の島の海についてよく言われます。でも日本本土の海でも、この色で見られることがあります。 私がこのブログで徹底して推している南紀すさみの海でも、…

海の色のはなし その1

私が育ったのは名古屋市南部の工業地帯。海が近いといえば近いのですが、近くの名古屋港のあたりの濁った海では青さなど期待すべくもありません。「青い海」なんて、長らくTVで見るだけのものでした。本物の青い海を目にして、「海ってこんなに青かったんだ…

雫の煌き三ッ星

昨日に続いて、過去の連休中に撮れた雫のプリズムから。 小さな雫ひとつを挟んで、三つの雫が縦に並んで宝石の輝きを放ちます。 二つのオレンジ色の光から、色を変えてグリーンに。 そして、二つのブルーに。 そしてブルー、小さなオレンジ、グリーンと、色…

二つの煌き

世は連休初日の今日、私は仕事がありましたが、私の住む京都では冬を思わせるほど異常に寒い日でした。 今日は久しぶりに雫で、過去の連休の時期に撮れたものを紹介しようと思います。 二つの雫が、シャープな煌きを放つ一枚です。 橙と青緑。色の対比も鮮や…

空を青く撮るシンプルな方法

青空のもとで撮る。 これは私が風景写真撮影で徹底してこだわっていることです。 それは、当ブログをご覧いただいている方々もきっとお気づきのことと思います。 海も、花も、緑も、山も、できるかぎり最高の青空のもとで撮る。そうでこそ空の青さも、風景の…

「裏三段壁」の思い出

先の記事でも白浜の名所・三段壁の写真も紹介しました。 naosuke21036.hatenablog.com 普通に撮るだけでは面白くないので、魚眼で断崖絶壁感を強調してみた、というものです。 この海食崖は、名所として指定されているスポットを離れても、実際にはもっと続…

すさみでの絶景さがし その7

今回も南紀すさみの絶景さがしから。 ここで目を引くのは、この角度で見るとピラミッドのような三角形をした、海上に佇む奇岩です。 頂に木が生い茂るのが、絵になります。 ここは、先の記事で紹介した恋人岬と、岩棚との間にあるスポットです。 naosuke2103…

新緑の季節

2日続けて白崎海岸の記事を投稿して先送りになっていましたが、先週末の新緑撮影からの写真を改めて紹介します。 新緑のベストシーズンは、私の住む京都であれば間違いなく、5月より早く、4月後半です。 そう断言できるのは、 芽吹いて間もない時期こそ、い…

白崎海岸の風景

公園一部復旧・再開を受けて、今日も白崎海岸のことで。 この海岸の美しさは、海洋公園内だけではありません。 この海岸一帯の地質が石灰岩質なので、白亜の岩が織りなす絶景は、園外でもいろいろと見つけることができます。ということで今回はこちらを特集…

白崎海洋公園 一部復旧の報を受けて

昨日に続き今日も京都の新緑を特集する予定でしたが、変更します。 昨秋の台風で被災し、しばらく閉鎖されていた紀州の名所・白崎海洋公園が、昨20日より一部復旧したという知らせを耳にしたということで。 headlines.yahoo.co.jp ここは石灰岩の地層ででき…

今日は新緑三昧

昨日に続いてすさみの絶景さがしの記事を投稿する予定でしたが、今日は最高の青空のもとで、新緑の美しい風景がいくつも撮れたので、こちらをお届けしようと思います。 こちらはわが家の前の森。京都ではソメイヨシノはかなり散ってしまい、今日最後の花見を…

すさみでの絶景さがし その6

久しぶりに、南紀すさみのことで。 名のある観光地でなくても、奇岩の群れなす青い海に、いくらでも絶景を見つけることができるこの地・枯木灘。 今回は、この場所です。 峻厳にそびえる岸壁に、打ち寄せる波。場所はこちら。 見老津駅から恋人岬へ向かう国…

新緑と雫 さらに

3日続けての「新緑と雫」シリーズ。 まだぜひともご覧いただきたいものもありますので、最後に。 何か、極地のオーロラみたいな色合いの美しさがありました。こんな彩りの美に、どこか遠くに行かなくても出会える。そんな機会です。 どれも、永遠のなかで一…

新緑と雫 続けて

昨日紹介した、新緑の葉元に煌く雫。 その違った表情はまだまだありました。 赤い光は、若葉の新緑色との対比で鮮やかさが際立ちます。 さらにこんな感じでした。 まだこのような雫を撮り始めて間もない頃でした。この時はもともと野鳥目的で、近くの里山の…

新緑と雫

桜の季節から新緑の季節へ。 過去の撮影からですが、この時期に撮れたものとして忘れられないものがあるので、こちらでご紹介します。 どうぞご覧ください。 春が訪れ、芽吹いた若葉の根元で、水滴が虹色の輝きを見せてくれました。 たった3枚取り上げただけ…

日刻みの季節感~新緑の色あいから~

風景・自然写真を撮っていると、当然のように季節には敏感になります。 一年の時期ごとに、今なら綺麗に撮れるものは何か、見頃になるのはいつか、常々気になるというものです。 そして「定点」で撮るスポットが私にはいくつもあり、毎年のように何度も足を…

イソヒヨドリの京都進出が止まらない

表題の通りです。 こちらはわが家の近くで今日撮影。 新緑の樹との取り合わせとは、この鳥にしては珍しいショットです。 近くの電線に、雌もいました。 その近くにもう一羽、先とは明らかに別個体の雄も確認しましたが、こちらは撮影できませんでした。 住宅…

空の色のはなし~青空でもこんなに違う~

まずは、下の二枚をご覧ください。 昨年8月に2度すさみ町を訪れたとき、私の推し駅である見老津駅の前で撮影した海の風景です。 まさに最高の海駅というところですが、ここは2枚の違いに注目してください。同じ真夏の8月、時刻もだいたい正午前で、画角もだ…

桜と賀茂川と青空と

今日も、先日撮影した京都の桜より。 賀茂川の桜並木です。出雲路橋付近を中心に。 このあたりです。 [http:// 出町柳の高野川への合流点より上流なので、「賀茂川」。下流側は「鴨川」と一般に呼ばれます。正式名称は一貫して「鴨川」なので、ここを「鴨川…

桂川の桜 今年も 夕景編

昨日の記事で取り上げた、桂川の桜並木。 naosuke21036.hatenablog.com 夕刻に同じ場所にもう一度足を運び、夕日に染まる光景を撮影しました。 ホワイトバランスを「晴天」と「日陰」で撮り分けてみましたが、皆様はどちらのほうがお気に入りでしょうか。 こ…

桂川の桜 今年も

以前の記事で、京都の知られざる桜の名所として桂川の河津桜とソメイヨシノの並木を紹介しました。 naosuke21036.hatenablog.com 今年もこちらに足を運び、撮影してきましたのでご紹介します。 3月末の冷え込みのせいでしょうか。ソメイヨシノの開花時期がや…

季節限定の夕景スポット

春爛漫という時期、ようやく暖かい日も増え、日もずいぶん長くなりました。 太陽の(見かけの)動きも季節によってずいぶん変わりますから、日の沈む位置も異なってきます。だから、「この季節だからこそ夕景が綺麗になる」というスポットもあるわけです。 …

すさみでの絶景さがし その5 ~立浦の岩の尖塔 続けて~

昨日紹介しましたすさみの知られざる絶景、巨岩の尖塔が並ぶ立浦。 今回は、角度を変えたところから見てみましょう。 昨夏の撮影。白い尖塔が左手に、黒い尖塔が中央奥に見えます。さらに奇岩もとりどりで、これまた個性的な景観となっています。 さらにもう…

すさみでの絶景さがし その4~立浦の岩の尖塔~

4 景勝地としての名が無くても、いくらでも絶景が見つけられる。それがすさみ町の魅力です。 私が見つけた絶景スポットとして、何度も撮影に訪れている場所がいくつもありますが、今回、その一つを紹介します。 この尖塔のような巨岩をご覧ください。 高さは…

森の宝探し まだまだ

昨日までの「森の宝探し」、まだここで分かちあえていなかったお宝を。 きらりと大きく煌くエメラルド色が目を引きます。 背景がかなり暗くなってしまった感はありますが、その分輝きとのコントラストも際立っているところです。 そして、山のもみじにも。 …

森の宝探し 続けて

今回も続けて、一昨日の朝早くに近くの森で見つけた宝物をお届けします。 こちらは、色と光の競演。右側の青と左側の緑の光が競いあうような輝きを放ち、その周りを小さな煌きたちが飾っています。 ややカメラの位置を変えるだけでこんなに変わります。 先の…

森の宝探し

あいにく花冷えというか、4月に入っても寒い日が続き、私の住む京都では、積もりこそしなかったもののなんと今日雪が降ったほどでした。3月末に雪が積もったことがあるのは過去の写真撮影の記録からもわかります。 前の記事で紹介した、この場所です。 naosu…

南紀白浜に名もなき絶景を探す

本日も南紀白浜への旅の折から。 白浜といえば南紀を代表する観光地。温泉あり、海水浴場あり、アドベンチャーワールドあり、パンダもいて、とレジャーのためにも事欠きません。 そしてこちらでも紹介した円月島、三段壁、千畳敷など、名のある絶景スポット…

魚眼で魅せる三段壁

南紀白浜の代表的な景勝地のひとつ、三段壁。 高さ50-60mに及ぶ海食崖が2kmほどにわたって続く壮観です。 ただ、いわゆる「名所」では撮影スポットもだいたい決まっていることも多いので、そこに足を運んで撮っても、もちろん絶景としていい写真には仕上がり…