新緑は5月より4月、とはいうものの~嵯峨・嵐山の新緑~
この週末2日は本当に良い天気でした。
例年なら最高の花見日和となるところでしたが、早すぎる開花のため、京都でも桜はほとんど散り尽くしていました。かろうじて花びらが残っている樹々が、いくらか見られる程度です。
桜の季節が早ければ、新緑の季節も早い。
「新緑は5月より4月」というのは私も繰り返し強調していますが、いつもの年ならこれからようやく芽吹き始めというところで、見頃は4月20日過ぎになるところ。でも今年は、まだ4月も前半だというのに、今が新緑のピークです。
ということでこの週末は新緑を存分に堪能してきましたので、お届けしましょ
う。
昨日は午後は仕事だったので、午前中をフルに使っての新緑スポットめぐりでした。
こちらは出発してすぐ、わが家の近く。まだまとまって残っていた桜、青空に映えます。
ということでまずは、嵯峨・広沢池へ。夕焼けの名所としてこちらでも紹介していますが、新緑ももちろん。
山桜でしょうか。まだほとんど散らずに満開状態だった桜と、新緑の間から。
そして嵐山へ。渡月橋からの眺めです。紅葉の季節にはたびたび来ていますが、新緑を撮影に来たことはそれほどなかったところです。新緑を小倉山が撮りたい西方向なので、撮影に訪れるなら午前中が鉄則。
桜はだいたい散っていたので、花見客はほとんどいませんでした。
北岸から。4月前半とは思えないほど、緑も深まってきています。まるでもう初夏になったようです。この日の気温は低く、もし桜が散っていなければ「花冷え」と呼ばれるぐらいでしたが。
青もみじ越しに、新緑が鮮やかに彩る小倉山を青空の下で。こう撮るのが目的といってもいいところでした。
参考までに、わりと近い画角で、去年の11月に撮った秋景色。晩秋は太陽が低いので、山の全面には日がなかなか当たりません。
こちらは落柿舎。
そして、保津峡まで足を延ばします。ただし今回は駅の辺りまでは行かず、途中の道路にある展望の開けた場所から、峡谷を遠望して撮るのが目的でした。
鉄橋を望んで。時間的に列車は通りませんでした。
そして新緑の保津峡を。
望遠で。この辺りはまだまだ緑の色づきは淡いようです。
過去の11月に撮影したものと比べてみてください。
11時までには切り上げる必要がありましたが、まだ時間が残っていることを確認して、次なるスポットに向かいます。それは、また次の機会に。
今回もご覧いただきありがとうございました。