光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

すさみで荒れた海を撮る その4 見老津駅まで

6月も末日となりましたが、今月に訪れたすさみでの撮影成果をお届けするのも、これで最後です。 恋人岬の婦夫波もブーゲンビリアとともにいい感じで撮れて、ここを後にすると午後2時15分。そのまま歩けば2時半過ぎには見老津駅に着きますが、荒れた海に晴れ…

すさみで荒れた海を撮る その3 旧国道42号線から恋人岬まで

引き続いてすさみへの旅から。 道の駅・イノブータンランドを後にすると1時50分頃。ここから高浜海岸・千畳敷というちょっとした景勝地を望んで一枚。千畳敷といっても白浜のそれほどのスケールはありませんが。 ここで有難くも、ここに立ち寄っておられた、…

すさみで荒れた海を撮る その2 フェニックスの褶曲から黒崎まで

前回に続き、この6月のすさみ紀行。 口和深の海岸を過ぎると、42号線はしばらく内陸に入ります。こちらの地図で見る通りです。 途中ではまるで山村のような水田が広がる風景もありました。でも上の地図で川と国道が交わるあたりで、海からは500mと離れていま…

すさみで荒れた海を撮る その1 口和深の海岸を歩く

今日の記事からしばらく、今月16日に日帰りで(またも)訪れた、南紀すさみでの撮影の成果をお届けしようと思います。 今回のすさみ行きは急に決めたことでした。金曜日にチェックした天気予報で、土曜日はすさみは大荒れの天気ながら、翌日曜日は快晴になる…

この夕景を届けたい

今日この日、いつもの田園で出会った、今年いちばんの夕焼け。 この季節らしく広い範囲の空が燃え上がり、水田をも染めた夕景。 今年この場所で初めて見られた華麗なる夕焼けを、長らくこの風景を守ってこられ、この春に遠くに行かれたおばあさんにお贈りし…

久々の雫のプリズム

今日は夏至でした。 とっくに梅雨時ただ中だと思っていましたが、私の住む近畿地方ではまだ梅雨入りが発表されていないと知ったのはこの間のことでした。 梅雨前線の勢力が弱くて空梅雨というのではなく、むしろ太平洋高気圧の勢力が弱いために梅雨前線が十…

蝶が妖精に見える、この一枚

紫陽花の季節、過去の撮影からこの一枚。 表題の通りです。それ以上の言葉は要らないでしょう。 今回もご覧いただきありがとうございました。

すさみと出会いと「関係人口」

今回から、先週末にすさみを訪れた折のことを書いていこうと思います。 雨上がりの澄みわたる青空の下、荒れ模様でこそなお色鮮やかな海の景色をいくつもカメラに収めた今回の日帰りの旅は、それだけでも大収穫でした。 見老津駅前から、戎島の方向を望みま…

哀悼と追憶の夕景 最後に

哀悼の思いを込めて、この場所で見届けた夕焼けの写真を紹介するのも、さしあたり今回までとします。 水面も、繊細な色あいに染まります。 こちらは2年前の夏至の頃。一日曇りの日でしたが、巻積雲が広がる空模様からあるいは華麗に染まるかと思い足を運んだ…

哀悼と追憶の夕景 さらに

今日の帰途、あの田園にまた足を運びました。 日中は曇りでしたが、夏至近く遅い夕暮れ時にはすっかり晴れ。水が張られ、稲が植えられて間もない田に、比叡山が映えます。 夕映えが際立つと、こうです。 写真を撮るたびに、先日訃報を耳にした、この田の地主…

荒れた海を撮りにすさみへ

今日は日帰りで、またもや南紀すさみまで撮影旅行に行ってきました。 昨日は大荒れの天気。今日は和歌山県南部では晴れの予報でしたが(Yahoo天気予報も tenki. jp も同じ)まだまだ海の荒れは収まりきっていない様子。 以前の記事で書いたように、晴れた日…

哀悼と追憶の夕景 続

まだしばらくは、この3月に帰らぬ人となられた、この水田の地主のおばあさんへの追悼のために、この地の夕景を取りあげていこうと思います。 西の空が黄金色に染まり、水田をも染めたこの日。 北東の空もこんなに色づき。 真東の比叡山側もこんなに茜色に染…

哀悼と追憶の夕景

いまだ、この水田の所有主にして、ずっと私のここでの撮影をお許し頂いていたおばあさんの訃報を耳にしての愕然たる思いが冷めやりません。 改めて当ブログで、この場所で撮影させていただいた田園風景、ことに夕景の数々をご紹介し、追悼としたいと思います…

哀悼の意を込めて

今なお、愕然たる思いを抑えられずにいます。 それは今日、仕事が早く終わったので、日の長いこの季節、比叡山を見上げる田園へと立ち寄った時のことでした。 naosuke21036.hatenablog.com 田植えから間もない今の時期、梅雨の晴れ間なら、水田への映り込み…

星空のような煌き~雫のプリズム~

前回の記事で紹介した、あまたの雫の輝き。さらに輝きと彩りを増した、同じ情景からの写真をどうぞ。 右下の、いわば主星(α星)にあたる雫ばかりでなく、その近くにある小さな光も、青、赤、緑と彩り豊かな輝きを放っているのがおわかりでしょうか。 これま…

あまたの光~雫のプリズム~

今年はなかなか好条件に恵まれず、新たな撮影ができない雫のプリズムですが、過去の撮影から。 いつも撮影しているフィールドなので、この時期のこの時間帯にはここがスポットというのもかなり心得ていますが、ここは6-7月頃の朝7時台にいちばん美しくなる場…

切目から岩代まで

先の記事で取り上げた風早海岸からはずっと海辺が続いていたので、そのまま切目方面へ歩き続けます。 そして切目の海岸へ。 こちらは岩礁が露出していた風早海岸と違って、砂浜に近いところです。 切目駅もほど近かったので、次の岩代駅近くでの海の撮影をす…

印南駅より風早海岸へ

0 この一枚。 以前、まだ紀州への海写真撮り旅行を始めたばかりで全然土地感覚がわかっていなかった頃の夏の日に、どこかの駅で途中下車し、撮影した海の風景です。 棕櫚の樹とオレンジ色の花、そして青い空と海が映えていかにも南国らしい景色ですが、どの…

紀勢本線・岩代駅~海はすぐそば~

先の記事で、紀勢本線で海の見える駅として、冷水浦駅を紹介しました。 naosuke21036.hatenablog.com 冷水浦駅から先は、またしばらく紀勢本線でも海の見えないところを走ります。次に海が見えるのは、広川ビーチ駅を少し過ぎたところです。 といっても、そ…

「晩夏」「晩秋」と「晩冬」「晩春」と

昨日の仕事先の近くで撮影した、大阪・天満橋から眺める夕景をまず紹介しましょう。 高層ビルの建ち並ぶ大阪では、街中で夕景を撮ろうと思えば視界の開ける橋の上がベストです。道行く人々の中でも、足を止めてスマホやコンデジで撮っている姿をたびたび見か…

梅雨が来る前に~寄り道して嵯峨、桂川へ~

6月に入り、初夏の終わり、梅雨入りも近くなってきました。雨の多く蒸し暑い季節は嫌ですが、私の郷里・愛知県でダムが涸れるなど深刻な渇水状態と報じられるのを聞くと、ちゃんと雨は降って欲しいとも思わずにはいられないところです。 ですが、今朝はまだ…

雫とりどりの煌き

久々に雫の煌きをお届けします。 今年は冬にはほとんど機会がなく、4月初めに一度大きな機会があったきりで、なかなか雫の光をつかまえるチャンスに恵まれません。 ということで、過去の同時期に撮ったものからお気に入りのものを。 大きさも色もそれぞれ異…

夏こそ夕焼けのベストな季節である3つの理由

今日は6月1日。気象学上は夏に入ります。といっても5月下旬があれほどの暑さでしたから、今さらという気もしますね。 もともと私の季節感覚だと5月も「春」という認識が薄く、むしろ「初夏」という季節です。春でも夏でもない。 自然・風景写真を撮っている…