京都にて、早すぎる新緑の見頃
新緑は5月より4月。先の記事では、そう強調しました。
とはいっても、こんなに早く見頃になるとは、私も思いもよりませんでした。
桜の季節が終わりを迎える頃から新緑が綺麗になってくる。その萌え出る初めの時期こそいちばん美しい、ということなのですが、あまりに早く咲き、あまりに早く散っていった今年の桜。近所でもかろうじて花びらが残っている樹がほとんどで、例年なら一番の見頃の時期になる今週末には、ほぼ完全に散っていそうです。
となれば新緑の季節の訪れも当然早いわけで、3月末には、もう南紀はおろか京都でも、すでに芽吹きが見られるようになっていました。
折よくというか、私は今日は休みだったので、近場ですが、前の記事でも紹介した八瀬の模様を見に行きました。
新緑色のなかに山桜。これこそが早い時期にこそ見られる春色のコントラストです。
これだけ芽吹いているのは、例年だと4月でも20日前後。2週間ほど季節の進みが早いということになります。
比叡山の北、横高山を新緑越しに望みます。山の高い所はまだ芽吹きも遅いようです。
そして、春色の山腹。新緑と春紅葉と山桜のコラボです。ソメイヨシノは散っても、まだまだ山桜はところどころに見られます。
そして私の好きな構図、春色の対角線。春先には緑の芽吹き具合も違うので、こうやって色とりどりの新緑色を楽しむことができるのです。
もう少し位置を変えて。
違う色合いの新緑と、山桜と春紅葉。青空に映えます。
もう一枚。
今がちょうど見頃そのもので、例年の4月20日頃を見込んでいたら、その頃にはもう緑もすっかり濃くなっていて、とっくに見頃は過ぎているかもしれません。
同じテーマで同じ場所で撮っていると、年ごとの季節の違いにも敏感になります。
実は今日は実に久々に雫を撮る機会もあった日でした。
こちらは、また後ほど。
今回もご覧いただきありがとうございました。