光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

嵐山の新緑、二つの表情

 今日は昼過ぎまでは快晴で、絶好の撮影日和。

 長期予報ではゴールデンウィークの天気はあまり良くなさそうなので、その前の休みを最大限に生かそうということで、まずは嵐山に出かけました。

 もちろん目的は新緑です。

 ということで、いかにもという感じの渡月橋からの撮影。季節の進みの早い今年では、4月下旬にしてもう緑はほとんど色づききっていて、これ以上はほとんど季節の色合いの変化は見られないぐらいになっています。

 新緑の見頃も、もう完全に終盤という感じです。

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  新緑の見頃は5月より4月とは言っても、ここでもう終盤とはさすがに今年は早すぎです。

 まだ新緑らしいみずみずしさは残しているとはいえ、もうほとんど緑一色で、かなり濃い。芽吹き具合、色づき具合によって緑でも濃淡差が見られる時期は完全に過ぎています。

 この辺りに、まだどうにか緑の色合いの違いが残っているというところでしょうか。

 そして、新緑の山に彩りを添えるのは藤の花。

 より上流に進んでみると。新緑も随分濃くなった山肌です。

 屋形船とともに。

 ここ3年と比べてもコロナ禍がひとまず落ち着いたおかげか観光客も多くなっており、外国人の姿もたくさん見かけました。

 ということなのですが、嵐山には4月の初めにも一度足を運んでいます。

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 この記事でも触れましたが、高雄にミツバツツジを撮りに行く前のことです。

 この時の嵐山の新緑模様と比べてみると違いもよくわかるので、ここで改めて特集します。

 まずは定番、渡月橋の上から。新緑も淡く、まだ若葉を芽吹かせていない樹もあり、また山桜がそれに先立って山腹を彩っています。

 桜の名所として知られる嵐山ですが、ソメイヨシノの並木だけでなく、こうした山桜も味わい深いものです。自生しているものもありますが、奈良・吉野から持ち込まれたものもあるということです。

 まだ芽吹いたばかりの淡い新緑と山桜のコラボ。

 山桜は個体差があるので、花の色もそれぞれ違います。

 いち早く芽吹いた緑も、まだ深まりが浅い萌黄色。

 より上流で。今日撮ったのと同じ場所から。

 とりわけ山桜をフィーチャーして。

 ちょうど満開だった桜と、まだ淡い青もみじ越しに。

 新緑も3週間でこれだけ変わります。その違いを楽しんでいただけたでしょうか。

 ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。