光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

2020-01-01から1年間の記事一覧

2020年を雫で振り返る

2020年も最後の日。 1年の締めくくりは、私の最もこだわりのテーマ、雫でいきましょう。 どれもかけがえのない瞬間ばかりなので、ただその美しさをご覧ください。 今年は雫撮影はいまひとつ機会に恵まれませんでした。フィールドはコロナ禍のただなかでも散…

2020年を南紀すさみで振り返る

2020年も残りわずか。総集編シリーズ、今回は私の思い入れてやまない、南紀すさみといきましょう。 例年ならこの時期には一度は訪れ、冬の海を撮ってみたいところ。ですがコロナウィルスが収束の兆しもみせていない時期とあって、万一のことも考え、今年は見…

2020年を季節の彩りで振り返る

今日は暖かな小春日和でしたが、大晦日から元日にかけては寒波が押し寄せる見込み。もしかすると雪で行く年を見送り、雪で来る年を迎えることになるかもしれません。6年前の年末年始のように京都で数十㎝の積雪……とまではいかないでしょうが。あの年は年を明…

2020年を夕焼けで振り返る

このブログを開設して2年弱、先日5万アクセスを突破しました。 読者登録をいただいている方々、検索を通してご訪問いただいている方々、改めて感謝申し上げます。 検索上位に表示され、「よく検索される」記事もできたようで、とりわけ「夕焼け」「夕日」の…

2020年を朝焼けで振り返る

冬至を過ぎ、2020年も残すところ10日を切りました。ここからは本年の総集編といきましょう。まずは、朝焼けからです。 こちらはまだ冬の2月。寒い中での撮影でした。染まるのも南寄りです。 以前は窓から空を見て、焼けていたら撮る、というだけでした。それ…

初雪と雫

厳冬を予感させるこの冬は、雪もたびたび降りそうです。 私にとって雪の日の楽しみのひとつは、雪融けの雫でプリズムが撮れること。積雪の後で日が射してこそ撮れるものなので、雪が降ればいいというものではないのですが、先日の初雪の日も、平日ながら少し…

初雪景色2020京都

昨日の朝より。朝起きてみれば、この景色でした。 週明けから寒波に見舞われ、雪の予報は連日出ていましたが、降ったのは昨日が初めて。この冬では初雪です。 近くの森も、雪化粧していました。 私の住む京都ではここ2年雪はほとんど降らず、特に去年は2月が…

雫のイルミネーション2020

まだ街に山に所々に「秋」は残っていますが、週明けから全国的に冷え込むとの予報。私の住む京都でも雪が降るかもしれず、冬本番も近いようです。 クリスマスに向けて街のいたるところに色とりどりのイルミネーションが輝いていますが、こちらのブログでも、…

初冬の夕焼け~宝ヶ池公園にて~

晩秋から冬にかけては、夕景撮影は基本的にシーズンオフです。 というのも、 日没が早く、休みの日でなければ見ることも撮ることもできない。 低層雲が主で、夕焼けに染まりにくい。 湿度が低いので、鮮やかに赤く染まりにくい。 といった理由があるからです…

紅の色彩空間

今回は、こんな趣向でどうぞ。 先週の「残された秋」を探しての撮影の折、まだまだ出会えた見頃そのもの紅葉。 ぼかした背景も紅葉にして、空間を真っ赤に彩ったショットです。 こちらはより主役の葉をフィーチャーして。 この趣向で今年も撮ってみたかった…

残された秋を探して 続

12月に入った先週末でも、秋はところどころに残っていました。 前回記事に引き続き、今回は日曜日に見つけた「残された秋」をご覧いただくことにしましょう。 この日もやはり近場でしたが、より南に下り、北白川のあたりを中心に迫り出した東山に秋を求めま…

残された秋を探して

今年は近場のメイン紅葉撮影フィールドである叡電八瀬駅前の落葉が早く、その他の場所でも先々週ぐらいから散紅葉目立っていました。そのため「今年の秋は先週末で終わり」と決め込んでか、「秋色のフィナーレ」なる記事まで書いていました。 naosuke21036.h…

街をイルミネーションが飾る頃に

12月に入って最初の週末へ。 前回の記事でも語ったように日暮れが1年で最も早いこの季節は、私としてはそれだけで気分も沈む時期。 ともあれ街中ではクリスマスに向けて、ところどころにイルミネーションが飾られるようになってきました。 それに合わせて、…

実は1年でいちばん嫌いな月

12月に入りました。今年は紅葉の季節の終わりが早かったうえ、朝の冷え込みもこの時期からかなり厳しく感じ、すでに冬が訪れたといってよさそうです。 去年などは12月半ばまで紅葉が見頃といっていい場所もちらほらあったことを思うと、年ごとの気候の違いを…

秋色のフィナーレ2020

11月最後の週末。曇ったり晴れたりの1日でしたが、たびたび晴れ渡るひとときにも恵まれて、秋色を撮りに。 今年は、紅葉をはじめとする秋色も、これで見納めかもしれません。 山でも神社仏閣でも、もう葉を散らした木々が目立ちます。とあるスポットでは、今…

彩り豊かなふたつの季節~新緑の山と紅葉の山~

春色と秋色。新緑と紅葉。 1年のうちで、山はカラフルな季節を2度迎えます。夏の濃緑と、常緑樹だけを残した冬枯れとを挟んで、とりどりの色が見られる時期。落葉樹の雑木林が広がる里山ならではの光景です。 前回の記事でとりあげた、京都・八瀬のとあるス…

ちょっとテスト投稿です

昨日の投稿「京都・八瀬の秋色スポット」が読者になっていただいている皆様の「購読中のブログ」に表示されなくなっているようです。 (表示状況を確認するために私自身が自分のブログの読者登録をしているのでわかります) ということで、不具合を確認する…

京都・八瀬の秋色スポット

晩秋は、1年のなかでも最も彩り豊かな時期のひとつ。 それを代表するのはもちろんもみじの赤ですが、秋の彩りの美しさというのはもみじだけよりも、もみじもその一つのピースとして、とりどりに色づく樹々のハーモニーにこそあると私は思います。 そんな場所…

京都・八瀬の紅葉と秋色

私の住む京都には、紅葉の名所はもちろんいっぱい。 でも名だたる神社仏閣、ガイドブックに載るような名所よりも、私にはお気に入りの秋色を堪能するスポットがあります。 わが家からもわりと近場にある、八瀬です。比叡山の麓にあたります。 まずは市街地か…

京都より紅葉2020

前回記事は秋の「彩り」を特集しましたが、今回は改めて「もみじ」をフィーチャーしてみましょう。 嵐山より。もみじは逆光撮りも映えます。真っ赤に色づききるより、こうやって色づき途上で黄色や緑も混ざるのが、彩りゆたかで私は好きです。 同じく嵐山で…

秋はカラフル~京都の里山より~

秋色撮影三昧だった先週末から。 改めて感じるのは、晩秋の美しさというのは、「もみじの赤」だけじゃない。 もみじの赤もあわせて、山がさまざまな色合いに彩られる光景こそが、この季節の魅力だということです。「紅葉狩り」ということで、もみじばかりに…

小春日和と紅葉の週末

今年は、紅葉の色づきが早いようです。 2019年11月21日撮影 2020年11月14日撮影 叡電八瀬比叡山口駅近くの同じ場所で去年、今年と撮影したものを並べたものですが、1週間の違いがあるのに、色づきはさほど変わっておらず、それどころか1週間早い今年は、去年…

仲良しの煌きたち~雫のプリズム~

先週末に出会えた雫のプリズム。 今回は、ふたつの煌きが奏でる、光の二重奏をお楽しみください。 まずは、オレンジと青から。 片方の輝きが小さくなりますが、もう一方が鮮やかな紫です。 そして右側の輝きが彩りを変えていきます。まず赤に。 オレンジを中…

黄金色の渚に~蒲郡の海から~

今月に入って2度も恵まれた雫撮影の機会、わかちあいたい宝物はまだまだありますが、今回はひとまず小休止。その前の記事でも触れた、私の海の原体験の地・蒲郡より。 naosuke21036.hatenablog.com その折にも触れた、数年前に出張で訪れた日のことです。 幼…

晩秋の雫祭り

昨日が立冬。暦の上では、というか、光の季節で言えば冬に入ります。 私の住む京都で太陽の南中高度も40°を切り、日没時刻も4時台になっています。気温で言えばまだ秋、それも今日は小春日和の暖かい一日ですが、「光」でみれば2月初めと同じだつたりします…

深まる秋の陽射しに~雫のプリズム~

11月に入るぐらいから、春夏とは別の樹についた水滴に光が注ぎ、しばらく続いた雫撮影のシーズンオフも終わります。そうして3日、文化の日にいち早く撮れた雫の宝石、前回に続いてお届けします。 大小ふたつの雫が奏でる光のデュエットを、どうぞご覧くださ…

待ちに待った煌き~雫のプリズム~

こんな日を待っていました。久々の「雨上がりに晴れた朝」。 まだ一年を振り返るには早いですが、今年は雫撮影は目下のところ外れ年。長梅雨のあいだは晴れ間がほとんどなかったので雨は降っても光がなく、梅雨が明けてみれば今度はカンカン照りの毎日で雨ら…

海を眺めた原体験

このフォトブログでもたびたびテーマとなっているのが、ここ数回の記事にもあるように「海」。 長らく住んでいるのは内陸の京都市なので、普段は見られません。だからこそ特別な機会にしか撮れないものとしてこだわっているということもあります。 でも美し…

真夏の和深を振り返る

2泊したこの夏の南紀の撮影の旅を振り返るシリーズも、これで最後になります。 2日目の日置~すさみは真っ青な空という条件に恵まれ成果は十二分でしたが、晴れているということは真夏の日差しも厳しいということであり、この南紀でも珍しい猛暑ということも…

真夏のすさみを振り返る その4

真夏の南紀すさみの撮影記、さらに。 恋人岬からおおはの海岸でもなかなかの風景が撮れましたが、ここでさらに足を延ばしてみたいのが、すぐ近くのスポット、立浦。 naosuke21036.hatenablog.com 昼過ぎの時間帯はちょうど岩の尖塔がきれいに順光で撮れるタ…