光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

秋色のフィナーレ2020

 11月最後の週末。曇ったり晴れたりの1日でしたが、たびたび晴れ渡るひとときにも恵まれて、秋色を撮りに。

 今年は、紅葉をはじめとする秋色も、これで見納めかもしれません。

 山でも神社仏閣でも、もう葉を散らした木々が目立ちます。とあるスポットでは、今年は色づきも今一つ、散るのも早く残念という嘆きも繰り返し耳にしました。

 例年なら12月上旬までは十分見頃、去年は12月中旬ぐらいまで鮮やかな紅葉が見られるところもあったかと思うと、違いはいやでも感じます。

 早々と冬が近づいたような冷え込みのあとで夏日にも達するほどの小春日和が続くなど、イレギュラーな気象が一因かもしれません。

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 そのせいでしょうか。すっかり葉を散らしてしまったもみじの樹も目立つ一方で、こんなふうに色づき始めのような、青葉も残る樹も見かけたりします。

 だから個々の樹を見ればまだまだ紅葉を楽しめる時期は続くかもしれませんが、「秋色」として、もみじの赤も含めた景観のなかで撮りたい私としては、そろそろ季節も終わりと受け止めざるを得ないようです。

 ということで、前回の記事でも紹介した、近場の八瀬の秋色スポットから。

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 去年の同時期に比べても、やはり華やかさは今一つという気がしました。

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 このアングルで、横高山を望んでもみじを撮る景観を見いだしたことは、今年の成果でした。ということで前回と違えて、手前のススキを入れた構図を。

 紅葉とススキ。秋らしいものを取り合わせると季節感も相乗効果で増します。

 場所を変えて、2週間前と同じ真如堂にも足を運んだのですが、木々の方はかなり散りかけで、むしろ見所は散紅葉でした。

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 イチョウともみじと、黄色と赤のコントラストです。

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 ここから、今季まだ未訪だった、鴨川上流へ。まず秋色の河原。

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 そして神山の山腹です。

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 春には毎年新緑を撮りに訪れる場所ですが、春色が美しい場所は秋色も美しい。一帯が落葉樹林だということですから当然です。

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 こちらはまだ、秋色たけなわといってよかったかしれません。

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 1年の生命を最後に完全燃焼させるかのように、華麗な彩りを競った山と樹々は、間もなく静まる季節を迎えます。

 季節がめぐって、こんな日を迎えるまで。

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 ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。