光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

2022-01-01から1年間の記事一覧

2022年の終わりを前に

今年最後の記事になります。 年末のこの時期には、来たるべき新年に向けてか、たくさんの方にこちらの記事をご覧いただいているようです。 naosuke21036.hatenablog.com 改めまして、感謝申し上げます。 今年はさほどの頻度で投稿しませんでしたが、いくつも…

雫の煌き~それは「クリスマス」の写真?~

まだ「秋らしさ」を残していた昨週末から一転、寒さ厳しい冬本番となってきました。 街中は、間もなく訪れるクリスマスに向けて、至る所でイルミネーションが輝くようになっています。 ですが、最近何とも言えない気がしたことを、ひとつ。 私のこだわりの撮…

残秋というもの

「残秋」という、美しい響きのことばがあります。 残された秋。時候の挨拶としては立冬時期に使うものとされますが、立冬、つまり平年11月7日といえばこれからが紅葉の季節本番。ここで「残された秋」というのは、現実の季節感覚からは大きくかけ離れている…

イチョウとメタセコイア~生きた化石コラボ~

月替りにちょうど合わせたかのように、12月に入ると冷え込みが厳しくなった今年ですが、物寂しい季節にこれから入っていく中、しばらくは華麗だった秋色を振り返っていこうと思います。 ということで、この一枚。11月中旬に、京都の北白川、大津まで出る「志…

彩りの秋~京都・八瀬もみじの小径より~

今日は11月30日。 明日には急激に冷え込む予報が出ていて、名実ともに秋の末日となりそうです。 この秋に出会えた彩りの数々はこれから改めて振り返っていきたいところですが、まずは前回の記事でも取り上げた、京都郊外は比叡山麓・八瀬の「もみじの小径」…

新緑が美しい場所は紅葉も美しい

紅葉撮影は毎年秋の最大の楽しみといっていいのですが、単に「紅葉の季節になったから撮る」だけだった頃と比べても、ここ何年かで私の撮影テーマも大体固まってきました。 それは「秋を彩り豊かに撮る」ことです。モミジの赤ばかりでなく、いろんな樹種の、…

ケヤキの秋色の魅力

紅葉するのは、モミジだけではない。 秋にはいろいろな落葉樹がそれぞれの色づきを見せ、最も物寂しい季節である冬を前に、最も鮮やかな色どりを見せてくれます。 この秋の私の撮影テーマも、いろいろな樹の紅葉・黄葉を撮ること。 これまでの記事でも桜紅葉…

モノクロームの秋

1年のうちで最も色彩豊かな季節といえば、この紅葉の季節、晩秋だというのは多くの人の一致するところでしょう。 たとえば、ご覧の通り。 私が季節の彩り撮影のメインフィールドとしている京都郊外・八瀬で撮影しました。 寂莫とした冬という季節を迎える前…

蔦紅葉の美しさ

「蔦紅葉」という言葉をご存じでしょうか? 秋に赤く色づくツタの葉の美しさを表す言い方です。 もともと「もみじ」というのは木の葉が色づくことを意味する「もみづ」という古語の動詞に由来し、そうした植物全般に当てはまる言葉です。色づき方によって「…

山桜の春と秋

「桜紅葉」という言葉があります。 桜の葉が秋に紅葉するさまを表したものです。 秋に鮮やかな色づきを見せるのは、モミジ(カエデ)だけではありません。さまざまな落葉樹がそれぞれの色合いに染まって、秋景色を彩ってくれます。 桜もその一つで、至る所で…

立冬~光の冬と温度の冬~

今日、11月7日は立冬。暦の上では……というか、二十四節気に従えば、冬に入ります。 二十四節気というのは日の長さ・高さ、つまり「光の季節」に基づいた季節区分です。だから日が年で最も短い冬至を中心に、その前後それぞれ1か月半の期間を「冬」として扱う…

青空がしばらく見られなくなる前に

風景写真を撮っていると季節にはとりわけ敏感になりますが、私の季節感だと、一年を季節で分けるなら、「四季」では不十分で、「六季」にしたくなります。 こちらの記事でも触れました。 naosuke21036.hatenablog.com 春夏秋冬ではなく、春、初夏、梅雨、夏…

今年も夕焼けシーズンへ

皆様は、この連休はいかがお過ごしでしたか? 長期予報では天気が悪そうと出ていたこともありましたが、いざ来てみれば連日の五月晴れという今年の連休。こうなれば私の過ごし方が写真三昧になるのは当然というものです。 いろいろな場所へ足を運びましたが…

新緑の移り行きは早い

まずは、ほぼ同じ場所で撮った、この2枚をご覧ください。 こちらが先々週末。山桜が咲き乱れる一方で、新緑はまだ淡く芽吹いたばかりです。 こちらは先週末。山桜はほぼ散り、春紅葉を残すいっっぼうで、まだ新緑らしい淡い色合いを保ちつつも、葉の茂りも豊…

最高の新緑日和

新緑のベストな季節は、4月。5月では遅すぎです。 当ブログで、繰り返し強調してきたところです。 naosuke21036.hatenablog.com 去年は極端な暖冬のため季節の進みも早く、京都でも3月末から芽吹き始めるほどでしたが、今年も例年より早めとはいえ、去年に比…

早春の真紅の夕日

空が霞みやすい早春のこの時期は、真っ赤な夕日を撮るチャンスがあります。 空気が澄んでいると、赤より短い波長の光も散乱されないため、ほとんど黄色のまま沈んでしまう、むしろ残念な夕日になるのです。 この辺のことは、こちらですでに語りました。 naos…