光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

野鳥

ユリカモメたちのいる夕景 その4

私の愛するユリカモメたちの夕景シリーズ、今回でひとまずおしまいです。 これはある年の冬、鴨川は荒神橋付近に集まっていたときのことです。だいたいは橋の上からの望遠撮影です。 : 茜色に染まる水面とともに。まずは足の立つ浅瀬で。 過去の最盛期であれ…

ユリカモメたちのいる夕景 その3

京の冬の風物詩・ユリカモメの夕景シリーズ、今回もです。 年によっては、彼らは夕暮れ時には、五条と七条の間の、正面橋の辺りに集うこともありました。 その折の光景からです。 できるかぎり彼ら自身の目線に近づこうと、河原まで降り、水面すれすれまでカ…

ユリカモメたちのいる夕景 その2

前回に続いて、私の愛する鴨川のユリカモメたち。これも過去年の撮影からです。 やはり、夕暮れの茜色に染まる水面に。 河川敷に集う。左下の波紋がちょっとしたアクセントになっています。 夕焼け雲を背に舞う。まだ空高くは飛び立っていません。 こちらは…

茜色の水面に~ユリカモメのいる夕景~

京都の冬の風物詩、鴨川のユリカモメたち。 この冬の撮影ではないですが、夕景の中で映える、彼らの姿をご覧いただきましょう。 こちらは丸太町橋南の河川敷。夕日で茜色に染まる水面に集うています。年によってはこのまま飛び立って琵琶湖に帰ることなく、…

この冬も鴨川のユリカモメ

京の冬の風物詩のひとつ、鴨川のユリカモメたち。 毎冬の私の楽しみのひとつとなっていますが、繁殖地(ロシアのカムチャツカ半島)の環境変化その他の要因で、最盛期に比べると年々渡来数も減っています。また以前であれば11月に入った頃には鴨川で見かけた…

黄金色の渚に~蒲郡の海から~

今月に入って2度も恵まれた雫撮影の機会、わかちあいたい宝物はまだまだありますが、今回はひとまず小休止。その前の記事でも触れた、私の海の原体験の地・蒲郡より。 naosuke21036.hatenablog.com その折にも触れた、数年前に出張で訪れた日のことです。 幼…

夏鳥には新緑がよく似合う

近場以外で新しい撮影も出来ない事情ですから、過去撮影から特集。 今回はこの時期にふさわしい、夏鳥たちです。 わが家の前は森で、いろんな種類の鳥が入りますが、オオルリ。 中には立ち入れない森なので、撮影は道路上から。高い樹の上だったので、望遠ぎ…

水飛沫とユリカモメ

今日は、この一枚。 堰堤に佇むユリカモメたち。飛沫をシャッタースピード最速で止めて撮りました。 せっかくなので堰堤の上でもう一枚。 過去年の撮影からですが、今年のユリカモメたちも、3月のこの時期にはとっくに京都・鴨川からは姿を消しています。 繁…

やっと会えたねレンジャクたち

すさみ八景プラス八景の次の記事を一回お休みして、昨日のことから。 この冬はじめて会えたレンジャクたちです。 今年はレンジャクの当たり年だという情報はたびたびウェブ上でも聞いています。各地で出会った、撮影できた、という話も何度も耳にしました。…

鳥と夕景 その6

過去に撮影したものから、ユリカモメのいる鴨川の一景。 冬の夕暮れ時、茜色に染まる水面の上です。 日が暮れつつあり、琵琶湖に帰るかと思えば、川に戻ってきたので見られた光景です。 こうして、それぞれに着水していきます。カモたちも混じっています。 …

ぐるぐるハシビロガモ

前回の記事でも触れた京都・二条城。 この城の濠は、冬季には様々な水鳥の渡来地になっています。 ヒドリガモ、オカヨシガモ。 ほかにもオオバンやホシハジロもいますし、ヨシガモが入ることもあります。 でも、ここでいちばんの見ものは、なんといってもハ…

鳥と夕景 その5

前回に続き、実家近く、名古屋市南部の山崎川下流の鳥たち。 これまた別の情景です。 夕映えに染まったった水面とともに。ハシビロガモの雌雄。ちらりと覗く翼鏡が西日に輝いています。 ハシビロガモの雄の頭部のグリーンも、光の当たり方次第で鮮やかさが違…

濁った川が水鳥の楽園 2020

出張の際に名古屋の実家に寄ることにもなったので、その折に今年も、あの場所に水鳥たちは来ているか?と思い、足を運んでみました。 去年の記事でも取り上げた、ここです。 naosuke21036.hatenablog.com 今年もやはり、賑わっています。 まずハシビロガモが…

砕ける波に何を思う?

今日は、この一枚。 すさみへの過去の旅の折。海上の離れ岩に砕ける波を高速シャッターで止めて撮影していたところ、たまたま岩の上に二羽のカモメ(ウミネコ)が止まったところを捉えたショットです。 この波に、鳥たちは何を思うのでしょうか。 せっかくな…

鳥と夕景 その4

今日は、この1枚。 昨年12月のこちらの記事で紹介した夕焼けの時です。 naosuke21036.hatenablog.com こんな華麗な夕空が見られた日でしたが、その時の写真を見返して改めてご紹介したくなったのが冒頭のものです。 しっかりご覧いただくとわかりますが、右…

初日を浴びる鴨川の鳥たち

前回記事はリアルタイムだったので前後しますが、元日の撮影から。 令和初の初日の出を広沢池で撮った後、帰路そこそこの距離を移動して鴨川まで。 五条大橋近くからの新年の風景です。 そしてここで、冬の鴨川に暮らす野鳥たちの姿もカメラに収めました。 …

ず・ら・り~鴨川のユリカモメたち~

新年2つ目はこちら。 京都は鴨川・荒神橋の欄干に、ずらりと並んだユリカモメたちです。 毎冬鴨川に渡来してくるユリカモメ。京都の冬の風物詩の一つとなっています。この光景は特に印象深かったためか、道行く人や外国人旅行客と思しき人たちなども、歩みを…

近江大橋から望む琵琶湖

ここ数年、特にこの時期には琵琶湖近くまで仕事で行く機会が多くなっています。その折には琵琶湖の風景を撮影する機会もあるので、今回から特集します。先の記事でも夕景で少し触れましたが。 まず地図から。 日本最大の湖・琵琶湖といってもかなり南部なの…

鳥と夕景 その3

今日は、この一枚。 以前に夕日の名所として紹介した和歌山県広川町・西広海岸。 naosuke21036.hatenablog.com これとは別の機会に同所にやはり夕日を撮りに行った折に収めたワンショット。 夕刻に引き潮になり、茜色に染まった干潟のなかに佇む一羽のカラス…

鳥と夕景 その2

久しぶりですが、「鳥と夕景」の趣向で今日はこの1枚。 たびたび夕焼けスポットとして紹介している嵯峨・広沢池からです。 ここでは2羽のカルガモは小さく写っているだけで、この写真の主役とは言えないのですが、その一方で鳥がいなければごく単調な風景に…

鳥と夕景 その1

空を入れずに夕景を表現する。そんな趣向で撮る場合、何か主役になるものを立てる、というのが一つの方法だと思います。夕焼け空や夕日という直接の主役がないぶん、別に何か主役になるものがあると際立つ、というわけです。 ということで、今回を皮切りに、…

すさみのイソヒヨドリ

私の住む京都への進出もめざましいイソヒヨドリ。 naosuke21036.hatenablog.com この季節だと、京都市内でも一日で数か所で耳にします。 けれども、その名の通り、日本で本場は海辺。先の連休のすさみへの旅でも、何度か出会いました。 ということで、今回は…

イソヒヨドリの京都進出が止まらない

表題の通りです。 こちらはわが家の近くで今日撮影。 新緑の樹との取り合わせとは、この鳥にしては珍しいショットです。 近くの電線に、雌もいました。 その近くにもう一羽、先とは明らかに別個体の雄も確認しましたが、こちらは撮影できませんでした。 住宅…

街の鳥、日欧~クロウタドリと、そして…~

私は仕事でたびたびヨーロッパを訪れます。ですがどの国に行っても、日本との違いで羨ましく感じることが一つあります。 これです。 クロウタドリ。英語名は “blackbird” という鳥です。 北はノルウェーやデンマークから南はギリシアまで、ヨーロッパの街の…

「ユリカモメ」と"Black-headed Gull"

今日も、ユリカモメの話題で。 こちらは過去にフィンランドに出張したときに撮ったものです。夏羽で、頭が黒くなっています。 これは、夏羽での姿です。 撮影時は2009年の5月。 ユリカモメは英語で “black-headed gull” つまり「黒い頭のカモメ」といいます…

ユリカモメたちのいる夕景を思い出す

こちらは、ユリカモメたちのいる夕景。過去の撮影からの蔵出しです。 数年前、鴨川で活動しているユリカモメが夕方になっても琵琶湖へと帰らず、そのまま鴨川で夜を過ごすという生態を見せたことがありました。 これでは先のブログで語ったような群舞は見ら…

鴨川にユリカモメが賑やかだった頃

京都の冬の風物詩となっている鴨川のユリカモメたち。 今年はそろそろ、京都を離れる時期となっています。 渡来する数も近年、減少の一途をたどっていることが残念です。 繁殖地であるロシア・カムチャツカ半島の環境が荒廃しているなど原因は諸説あります。…

梅にメジロ

私の住む京都でも、ところどころで梅の花が咲き始めています。 ということで今回は、梅にメジロ。 過去の撮影ですが、今年もこんなふうに撮れたら、という思いを込めて。京都市内のとある梅の名所で撮ったものです。 「梅に鶯」とは言われますが、主に昆虫を…

濁った川が水鳥の楽園

最近は撮影するのはあまりしていませんが、私は野鳥も大好きなので、このブログでも時折語っていきます。 先日所用があって、東京出張の帰りに名古屋の実家に行ってきました。 冬のこの時期であれば、実家近辺で見ておきたいこと。近辺を流れる山崎川に、今…