光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

雫の煌き~それは「クリスマス」の写真?~

まだ「秋らしさ」を残していた昨週末から一転、寒さ厳しい冬本番となってきました。 街中は、間もなく訪れるクリスマスに向けて、至る所でイルミネーションが輝くようになっています。 ですが、最近何とも言えない気がしたことを、ひとつ。 私のこだわりの撮…

2021年の雫たち

2021年振り返りシリーズも、大晦日の今日で終了。 締めは私の撮影のメインテーマ、雫のプリズム。 今年も出会えた、数々の一瞬の輝き。何はともあれ、その美しさをご覧ください。 しかし、今年は悲しみに打ちひしがれるような出来事がありました。 naosuke21…

真夏の森のカラフル

先週末の雫撮影、日曜日の分。 土曜日の宵にも夕立ちがあり、翌朝は晴れるという条件が2日続きました。 この日の朝はいくらか雲も出ていて、絶好の条件というわけにはいかず、日が射すのを待っては撮るという状況でした。 とはいえ、得られた宝物は前日以上…

真夏の森に煌く雫

前回の記事でも触れましたが、先週末は土日ともに、いつもの森で雫の煌きを撮る機会がありました。 「夕立ちの後の晴れた翌朝」というのは、夏ならではの絶好の撮影条件です。 この機会とあっては、まだ怪我の癒えぬ身であっても、出かけずにはいられないと…

雫は残された樹で撮るのみ

お久しぶりです。 しばらく投稿をお休みしていたのは、事情がありました。 連休中に撮影旅行に行った先の岩場で迂闊にも転倒し、負傷してしまったのです。 左肩、膝を打撲し、左側頭部と右の掌に切り傷を負い、左脇腹には激しい痛み。 何とか帰宅は自力でで…

あの樹が失われて

未明の降雨の後、朝には久々に日が射す。梅雨も終わりが近いようです。 晴れるのが遅くなったものの、今までであれば雫撮影の日よりだったはずでした。それで、いつもの森へ。 とはいえ、これまで、何度となく雫の宝石で飾られたあの樹は、もうありません。 …

追悼は終わらない

先週の豪雨で、永久に失われてしまった一本の杉の樹。 雨上がりに燦々たる日射しを浴びて、キラキラの宝石と化した雫で何度も飾られたあの樹。 私にとってかけがえのない撮影の友であったあの樹の喪失を惜しむ思いは、数日たった今も薄らぎはしません。 これ…

一本の樹を追悼する

昨日未明の豪雨で倒れ、押し流された一本の杉の樹。 それは私にとっては、かけがえのない撮影パートナーでした。その喪失感は、一日明けた今日も、まだ尾を引いています。 過去の雫写真をこの機会に見返してみましたが、思えばその写真の半分ぐらいは、その…

愕然~突然に失われたもの~

今日、私にとってかけがえのなかった、大切なものが失われました。 私の住む京都では、梅雨後期にはありがちなことですが、未明に激しい雨が降りました。何度か雨音で起こされました。私の住む地域から比較的近いあたりには、避難勧告まで出されていたほどで…

朝焼けと煌きと夕焼け

夏至周辺のこの時期は、夜明けもとても早いものです。湿度が高く朝焼けも現れやすい条件なのですが、その朝焼けを目にするためには、4時半には起きる必要があります。 というわけで今朝の朝焼け。比叡山あたりの雲が染まっています。 染まったのが低い空の雲…

梅雨の晴れ間の煌き

今週のお題「雨の日の過ごし方」とも関連しますね。 早すぎる梅雨入りからもう10日ほど過ぎました。初めは雨ばかりの連日でしたが、最近は梅雨時とはいえ青空も時々見られるようになってきました。 先日の梅雨の晴れ間の日、出会えた雫を今回はお届けしまし…

彩りの雫たち

今日は、久々に青空の広がる日でした。例年のこの時期なら「五月晴れ」という言葉がぴったりくるところですが、今年ははや「梅雨の晴れ間」だというのが何とも言えません。もともと「五月晴れ」は旧暦の五月をもとにできた表現で、梅雨の晴れ間を意味してい…

雫の眩しさ~連休の撮影から~

今回は、こちらか。赤の輝きと虹の輝き、2つの宝石をご覧ください。 連休時に撮れた雫からです。しばらく夕焼けのことで書いていたので、まだ紹介していない宝物がだいぶありました。 赤と紫。ルビーとアメジストとというところでしょうか。 赤の雫が、今度…

連休の雫との出会い

今年のゴールデンウィークは、雫との出会いが何よりでした。 京都にも緊急事態宣言が出て遠出もできない状況、そうでなくても天気が今一つで、例年ならこの時期に相応しい五月晴れの空の下で初夏の風景を……ということもできない日々でしたが。でも何度か「雨…

虹色の雫の七変化

私の住む京都でも緊急事態宣言が出されているこの連休。 遠出は控えるべき状況ですが、天気も今一つで、たとえ宣言下でなくても撮影に出かけるのにはあまり適さない条件のようです。 先月30日、この日は私はすでに休みに入っていましたが、前日が夕方まで雨…

真冬の森の宝石箱 その3 ~カラフル~

2月も立春を過ぎて1週間と過ぎれば、光の季節で見れば立冬の1週間前と同じ。つまり、日の長さも高さも、10月末とほぼ等しいことになります。 2月と10月では気温は違いすぎますが、光は同じ。光から先に春が訪れるというものです。週間予報だと来週半ばにま…

真冬の森の宝石箱 その2

2月に入ると比較的暖かい日も多くなり、「光の春」の訪れとともに気温の春も近づいていることが感じられます。 ですが今回も、厳寒の時期に出会えた宝物から。雫の煌きで宝石箱と化した森の様子をお届けします。 微妙に彩りの違う、オレンジ色の輝きたち。 …

真冬の森の宝石箱

例年より1日早い節分、そして立春を過ぎると、「光の春」。 まだ寒さは厳しくても、年末年始の頃に比べればいくぶん日も高く、長くなり、温度の春に先駆けて、いくらかは春の訪れを感じさせます。 1年で冬が最も苦手な私としては、12月上旬はまだ紅葉が見頃…

ふたつの宝石、魔法の瞬間

新年のご挨拶のあとでは、今年初めての記事になります。 この2つの煌きがさまざまな色の宝石となって贈る素敵なひとときをお楽しみください。 青緑がふたつ。 澄んだブルーの輝き。 大きく輝く、ふたつのオレンジ。 片方が青に。 入れ替わるように、オレンジ…

2020年を雫で振り返る

2020年も最後の日。 1年の締めくくりは、私の最もこだわりのテーマ、雫でいきましょう。 どれもかけがえのない瞬間ばかりなので、ただその美しさをご覧ください。 今年は雫撮影はいまひとつ機会に恵まれませんでした。フィールドはコロナ禍のただなかでも散…

初雪と雫

厳冬を予感させるこの冬は、雪もたびたび降りそうです。 私にとって雪の日の楽しみのひとつは、雪融けの雫でプリズムが撮れること。積雪の後で日が射してこそ撮れるものなので、雪が降ればいいというものではないのですが、先日の初雪の日も、平日ながら少し…

雫のイルミネーション2020

まだ街に山に所々に「秋」は残っていますが、週明けから全国的に冷え込むとの予報。私の住む京都でも雪が降るかもしれず、冬本番も近いようです。 クリスマスに向けて街のいたるところに色とりどりのイルミネーションが輝いていますが、こちらのブログでも、…

街をイルミネーションが飾る頃に

12月に入って最初の週末へ。 前回の記事でも語ったように日暮れが1年で最も早いこの季節は、私としてはそれだけで気分も沈む時期。 ともあれ街中ではクリスマスに向けて、ところどころにイルミネーションが飾られるようになってきました。 それに合わせて、…

仲良しの煌きたち~雫のプリズム~

先週末に出会えた雫のプリズム。 今回は、ふたつの煌きが奏でる、光の二重奏をお楽しみください。 まずは、オレンジと青から。 片方の輝きが小さくなりますが、もう一方が鮮やかな紫です。 そして右側の輝きが彩りを変えていきます。まず赤に。 オレンジを中…

晩秋の雫祭り

昨日が立冬。暦の上では、というか、光の季節で言えば冬に入ります。 私の住む京都で太陽の南中高度も40°を切り、日没時刻も4時台になっています。気温で言えばまだ秋、それも今日は小春日和の暖かい一日ですが、「光」でみれば2月初めと同じだつたりします…

深まる秋の陽射しに~雫のプリズム~

11月に入るぐらいから、春夏とは別の樹についた水滴に光が注ぎ、しばらく続いた雫撮影のシーズンオフも終わります。そうして3日、文化の日にいち早く撮れた雫の宝石、前回に続いてお届けします。 大小ふたつの雫が奏でる光のデュエットを、どうぞご覧くださ…

待ちに待った煌き~雫のプリズム~

こんな日を待っていました。久々の「雨上がりに晴れた朝」。 まだ一年を振り返るには早いですが、今年は雫撮影は目下のところ外れ年。長梅雨のあいだは晴れ間がほとんどなかったので雨は降っても光がなく、梅雨が明けてみれば今度はカンカン照りの毎日で雨ら…

秋のイルミネーション~雫のプリズム~

前回に引き続いて、先月半ばに見つけた雫の宝物。 街を飾る季節にはまだ早いですが、あまたの光が瞬いては色を変える、森のイルミネーションをご覧いただきましょう。 やはり青の光がひとつあるだけで清冽なイメージは際立ちます。 オレンジの光ふたつと、青…

秋のキラキラ~雫のプリズム~

今は、雫撮影ではシーズンオフ。雨上がりに晴れた日だったとしても、いつもの森でいい角度で陽射しが注ぐ樹がありません。 台風接近で雨の週末ですが、たとえ日曜日ぐらいに晴れ上がったとしても、チャンスとはならないようです。10月末ぐらいまでは撮れる樹…

温度の季節と光の季節~秋分を過ぎて~

今日は9月23日。例年なら秋分の日にあたりますが、今年の秋分は昨日だったので、平日になりました。 秋分の日と春分の日は、ともに昼夜の長さがほぼ同じ日。日の出入りもほぼ真東、真西になる日です。「温度の季節」で見た場合は大きく違いますが、「光の季…