光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

2021年の雫たち

2021年振り返りシリーズも、大晦日の今日で終了。 締めは私の撮影のメインテーマ、雫のプリズム。 今年も出会えた、数々の一瞬の輝き。何はともあれ、その美しさをご覧ください。 しかし、今年は悲しみに打ちひしがれるような出来事がありました。 naosuke21…

2021年の春色たち

2021年を写真で振り返るシリーズ、今回は春色、新緑。前二回が秋色だったので順序が前後する気がしますが、より記憶に新しいものから振り返るという意味と、いよいよ真冬(今年は厳冬になりそうですね)に入ろうとする年の暮れだからこそ、春を待ち望む思い…

2021年の紅葉

202年の振り返り、前回は「秋色」をとりあげましたが、秋色の華はもちろん紅葉。この秋に出会った紅葉を特集しましょう。 秋色全般もそうなのですが、紅葉を撮るにしても、いわゆる「紅葉の名所」よりも、山の中で撮りたい。それが私の撮り方として定着した…

2021年の秋色たち

2021年ふりかえりシリーズ、今回は季節の彩りから、秋色特集。 順序的には春色が先でしょうが、まだ記憶に新しい時期ということで、思い返しやすさから、こちらが先です。 今年はリアルタイムで秋色をお届けすることをしませんでしたので、私が見つけた秋色…

2021年の夕景たち

2021年ふりかえり特集、今回は夕景編。 夕焼けがほとんど見られない冬の季節になると、初夏から秋にかけての夕焼けの季節が懐かしくも恋しくなるところですが、今年もたくさんの美しい夕景にめぐりあうことができました。 naosuke21036.hatenablog.com naosu…

2021年の朝焼けたち

クリスマスが過ぎれば、2021年も残すところ一週間を切りました。 こちらのブログもいろいろあって9月からしばらく新規記事をお休みしていましたが、年末にはともあれ今年出会えた風景たちを振り返ってみたいということで、特集していこうと思います。 まずは…

京都で初日の出を撮影するには~穴場を紹介します~ 増補版

まもなく2021年も暮れます。 新しい年を迎える前に、ここで「初日の出」にまつわる以前の記事をアップデートしましょう。 以前の記事はこちら。 naosuke21036.hatenablog.com 当ブログでもたびたびアクセス頂いている記事ですが、もう1か所、加えたいところ…

晩夏の夕暮れのショータイム 完全版

久しぶりに広がる青空を見た気がします。 お盆を挟んだ、夏の一番暑い時期が梅雨のような長雨で過ぎたのは、もしかすると暑さをしのぐにはよかったかもしれません。 前回の記事で「夕空の虹」というハイライトだけをとりあげた先週の夕暮れのショータイム。…

晩夏の夕暮れのショータイム~夕焼け空に虹~

今回は、ただこの1枚。 今日の夕暮れに現れた、夕焼けに染まる東空に架かった虹です。 時折青空は見えても、一向に晴れ上がらない夏の長雨。ですが一日の終わりに、こんな華麗なショータイムがありました。 夏らしく東空まで夕焼けに染まったところに鮮やか…

夏の長雨のあとに真紅の夕焼け

台風でもないのに、夏とは思えない長雨でした。 私の住む京都でも各地域で避難指示が出されるなど大変でした。 ともかく豪雨のピークは今日未明で過ぎたようで、夏ただなかでありながら、いったい何日ぶりかという青空も見られました。 完全に晴れ渡ったわけ…

真夏の森のカラフル

先週末の雫撮影、日曜日の分。 土曜日の宵にも夕立ちがあり、翌朝は晴れるという条件が2日続きました。 この日の朝はいくらか雲も出ていて、絶好の条件というわけにはいかず、日が射すのを待っては撮るという状況でした。 とはいえ、得られた宝物は前日以上…

夏の風物詩としての全方位の夕焼け

夕焼けの季節は、本当は秋ではなく夏。 naosuke21036.hatenablog.com ちょうど今が夏真っ盛りということもあり、この記事を訪れてくださる方も多いようなので、だんだんこの事実が認識されていっているといいと思います。 夕焼けの出現頻度も美しさも、一年…

真夏の森に煌く雫

前回の記事でも触れましたが、先週末は土日ともに、いつもの森で雫の煌きを撮る機会がありました。 「夕立ちの後の晴れた翌朝」というのは、夏ならではの絶好の撮影条件です。 この機会とあっては、まだ怪我の癒えぬ身であっても、出かけずにはいられないと…

雫は残された樹で撮るのみ

お久しぶりです。 しばらく投稿をお休みしていたのは、事情がありました。 連休中に撮影旅行に行った先の岩場で迂闊にも転倒し、負傷してしまったのです。 左肩、膝を打撲し、左側頭部と右の掌に切り傷を負い、左脇腹には激しい痛み。 何とか帰宅は自力でで…

田園の夕景コレクション2021 その2

梅雨の晴れ間に、たびたび美しい夕景を見せてくれる、わが家の近くの田園。 今年の夕景コレクション、その2です。 まず、これでも十分に美しい夕景ですが、これはあくまで前座です。日没時刻前の夕の色というのは、沈んでいく太陽が直接周りの雲を照らすこと…

田園の夕景コレクション2021

わが家のほど近いところにある、季節限定の夕景スポット。 比叡山を望む田園です。こちらは昨日の撮影から。 日没方向の北西の空は今一つだった反面、南西の空がこんなふうに真っ赤に染まりました。どの方角が焼けることもあるのが、夏の夕焼けの特色であり…

あの樹が失われて

未明の降雨の後、朝には久々に日が射す。梅雨も終わりが近いようです。 晴れるのが遅くなったものの、今までであれば雫撮影の日よりだったはずでした。それで、いつもの森へ。 とはいえ、これまで、何度となく雫の宝石で飾られたあの樹は、もうありません。 …

追悼は終わらない

先週の豪雨で、永久に失われてしまった一本の杉の樹。 雨上がりに燦々たる日射しを浴びて、キラキラの宝石と化した雫で何度も飾られたあの樹。 私にとってかけがえのない撮影の友であったあの樹の喪失を惜しむ思いは、数日たった今も薄らぎはしません。 これ…

一本の樹を追悼する

昨日未明の豪雨で倒れ、押し流された一本の杉の樹。 それは私にとっては、かけがえのない撮影パートナーでした。その喪失感は、一日明けた今日も、まだ尾を引いています。 過去の雫写真をこの機会に見返してみましたが、思えばその写真の半分ぐらいは、その…

愕然~突然に失われたもの~

今日、私にとってかけがえのなかった、大切なものが失われました。 私の住む京都では、梅雨後期にはありがちなことですが、未明に激しい雨が降りました。何度か雨音で起こされました。私の住む地域から比較的近いあたりには、避難勧告まで出されていたほどで…

山の辺の道 景行天皇陵と初夏の緑

今回で田植えの季節の山の辺の道紀行も最後です。 鎌研池のある高台から、左手に見える景行天皇陵へ。 地図でもご覧の通り国道に面した位置にありますが、道沿いとは反対側の方から回ります。これは、ちゃんと理由があります。 「裏手」と表現していいかどう…

山の辺の道 鎌研池からの眺め

前回の奈良・山の辺の道紀行の続きです。 崇神天皇陵を後にし、もう一つの大古墳・渋谷向山古墳(景行天皇陵)に向かって歩きます。 こちらの水田ではもう稲が植えられていました。 そのまま景行天皇陵には向かわず、丘陵を上っていく坂道で、左手に曲がりま…

山の辺の道の原風景~田植えの時期の崇神天皇陵~

久々に奈良のことで。 以前の記事で取り上げた山の辺の道・崇神天皇陵(行燈山古墳)。 naosuke21036.hatenablog.com こちらは春と秋、それぞれの時期の季節比較でしたが、田植えの時期だとどうだろうか、ということで、過去の6月の上旬に訪れた時のことです…

朝焼けと煌きと夕焼け

夏至周辺のこの時期は、夜明けもとても早いものです。湿度が高く朝焼けも現れやすい条件なのですが、その朝焼けを目にするためには、4時半には起きる必要があります。 というわけで今朝の朝焼け。比叡山あたりの雲が染まっています。 染まったのが低い空の雲…

雨の上がりきらぬ夕景

前回の記事で取り上げた雨の日の終わりの夕景。 予想していなかったので慌てましたが、それでもなんとかゴールデン・モメントのうちに撮影スポット・宝ヶ池公園に到着。水面への映り込みとともに撮影できました。 でも、この黄金色の時間は、夕焼けのショー…

雨の日の夕焼けは読みづらい

その日に、美しい夕焼けが見られるかどうか。 先日の記事でも取り上げたように、私もその読み方はかなり心得ることができたように思っています。 naosuke21036.hatenablog.com 今年に入っても、何度か曇り空から爆焼けになるのを読み切って、見逃さずに撮影…

夕焼けのクライマックスとフィナーレ

予告通りだった先週土曜日の夕焼け。 naosuke21036.hatenablog.com この日の夕景は見所いっぱいだったので、引き続いてこの記事で取り上げていきたいと思います。 ほぼ日没時刻ぐらいに見られる、ゴールデンなひととき。けれどもこれも、ショータイムの前座…

予告・夕焼け~京都・鴨川より~

梅雨の晴れ間のこの時期は、夕焼けとの出会いも多い。 去年の同時期もたびたび華麗な夕焼けに出会えましたが、今年もです。 この週のうちで何度も出会っており、別の記事でも語りたいのですが、まずは前後しますが昨日の出会いから。 こちらは鴨川・丸太町橋…

梅雨の晴れ間の煌き

今週のお題「雨の日の過ごし方」とも関連しますね。 早すぎる梅雨入りからもう10日ほど過ぎました。初めは雨ばかりの連日でしたが、最近は梅雨時とはいえ青空も時々見られるようになってきました。 先日の梅雨の晴れ間の日、出会えた雫を今回はお届けしまし…

夕焼け撮影 勝利の法則

思いっきり記事名に私のいま一つの趣味の領域からのフレーズを持ってきてしまいました。 わかる人には、もちろんわかりますよね。 ということで、前記事では見所だけ取り上げた昨日の夕焼け、じっくりと過程まで振り返ってみましょう。 在宅での仕事をひとと…