光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

晩夏の夕暮れのショータイム 完全版

 久しぶりに広がる青空を見た気がします。

 お盆を挟んだ、夏の一番暑い時期が梅雨のような長雨で過ぎたのは、もしかすると暑さをしのぐにはよかったかもしれません。

 前回の記事で「夕空の虹」というハイライトだけをとりあげた先週の夕暮れのショータイム。せっかくなので最初から最後まで、フルバージョンでお届けしたいと思います。

 最近は定番の撮影スポットとなっているの鴨川・出雲路橋に着いてみるとこんな空模様。

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 灰色の暗い雲が広がっているものの、地平近くが開けているので、あるいは夕焼けが現れるかも、という期待で臨みました。京都だと三方が山に囲まれているので、本当は地平線近くの空が開けているかどうかがわかりにくいことも多いのですが。

 北西の空がほんのりと染まり始めたので、これは焼ける可能性が高まったと見ました。

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 目を南側に転じてみると、実に、虹が出ていたわけです。

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 交通量の少ない出雲路橋なので、橋の反対側に渡るのも容易。これが北大路橋であれば、大通りなので信号を待たなければならないところです。

 そして、虹が現れるとともに、東の空も赤く染まり始めました。日没方向に限らず、あらゆる方向が染まりうるのが、夏の夕暮れの醍醐味です。

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 そして前記事にもとりあげた、東の夕焼け空に架かる虹。大きくて、最広角にしても一枚に収まりません。その下にはちょうど、大文字山があります。

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 さて、南東の空の虹が薄れていくと、それと入れ替わるように北側の空が染まってきます。全方位が焼けるといっても、一度に染まるわけではなく、こんなふうに順序があり、それに従って追うのも夏の夕焼け撮影のポイントです。

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 日没方向の北西の空が華麗に色づくのは、最後です。

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 空がいよいよ燃え始めて。

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 虹で始まった夕暮れのショーのクライマックスとして、申し分なしです。

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 8月も終わりに近づき、夕焼けの季節といえるのも残すところ9月までというところですが、これまででも、なかなか出会いには恵まれた今年でした。いずれ、まとめて特集したいと思います。

 ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。