2021年の朝焼けたち
クリスマスが過ぎれば、2021年も残すところ一週間を切りました。
こちらのブログもいろいろあって9月からしばらく新規記事をお休みしていましたが、年末にはともあれ今年出会えた風景たちを振り返ってみたいということで、特集していこうと思います。
まずは、朝焼けから。
去年ぐらいからメインの撮影テーマの一つとして撮り続けてきた朝焼けですが、今年も大切な瞬間に、いくつも立ち会えました。
こちらは朝焼けというより朝日ですが、前回の記事でもご紹介した初日の出。桂川・上野橋からの撮影です。
晩秋から早春にかけては、夕焼けもそうなのですが鮮烈な朝焼けというのはなかなか出会えるものではなく、今年初めて写真にとどめておきたいと思えた朝焼けは、4月でした。
春先だと、まだまだ赤みも弱く、季節はこれからというのを感じさせます。
鮮烈な朝焼けとして思い出に残るのは、5月下旬のこちらから。
6月に入ると、大気中の湿度が増したことにともない、朝焼けもたびたび印象深い光景が出現しました。
同じ日にカメラを南寄りに移して。
西の空も夕焼けみたいに染まる、全方位の朝焼けでした。
6月の別の日。燃えるような空でした。
7月に入って。
夕景と違って朝焼けはわが家の近く以外の場所を選びにくいので、風景そのものはみんな同じになってしまうのはご理解ください。
8月はじめの、ピンクに染まった曇り空。
8月のお盆前。真夏のこの時期が朝焼けの最盛期という気がします。
お盆過ぎ、晩夏に入った時期。夏の終わりを飾るような華麗さです。寒波のただなかで書いていると、あんな暑い時期もあったか、と思い返されます。
10月下旬。今年まともに撮れた朝焼けはこれが最後でした。
ということで、撮影場所はほぼ同じながら、一枚一枚、本当に違います。そのままでは忘れられてしまうだろう瞬間を、他の人たちと、そして後の自分と共有する。写真というのがそのためにあるものだと、改めて感じるところです。
それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。