光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

夕焼けのクライマックスとフィナーレ

 予告通りだった先週土曜日の夕焼け。

naosuke21036.hatenablog.com

 この日の夕景は見所いっぱいだったので、引き続いてこの記事で取り上げていきたいと思います。

 ほぼ日没時刻ぐらいに見られる、ゴールデンなひととき。けれどもこれも、ショータイムの前座にすぎません。

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 日没時刻を過ぎたあたりから、焼け始めます。

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 ちょうどこの時間帯、南側の空が染まり始めていたので、いったんそちらの撮影に移ります。

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 左手に見えるは大文字山。南東の方角で、この日は全方位に染まる空が見られました。

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 鴨川は、こんな全方位、360°の夕焼けを撮るには絶好のスポット。ただ北大路橋からの撮影で、南側を撮るには信号を渡る必要があり、その分待たされます。その間に夕焼けがまた進まないか、やきもきさせられるところです。

 橋の北側に戻って、北東方向。比叡山の上空も染まっています。

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 そして北西の空は、クライマックスへ。

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 燃え上がる時間となりました。

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 川面まで染めて、今年一番の美しさです。

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 赤さも深まり。

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 北山上空も川面も、まさに真紅。

f:id:naosuke21036:20210609145414j:plain そしてピンクに近づくと、もうすぐフィナーレです。

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 しめやかな桃色が、夕焼けを締めくくろうとしています。

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 名残りを惜しむようなピンクモーメント。

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 辺りも暗くなって、なお北山上空を彩り続けるピンク色。

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 薄らぎつつもなお美しい時間は続き、なかなか私を帰らせてくれません。

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 このピンクの時間をフィナーレとして、この場を後にすることにしました。

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 黄色、橙、朱、赤、紅、ピンク。

 夕焼けの美しい日というのは、その刻々に他には代えがたい魅力があり、最初から最後まで見届けたいと感じさせるものです。

 ところが。

 もう終幕だろうとおもって帰途についてから、しばらくして。

 振り返ってみると、辺りはもう夕闇から夜へと完全に変わりつつあるのに、日の沈んだ方角には、まだまだ夕焼け色が残っていました。

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 もう8時近い時刻でしたが、日の長いこの季節だと、時としてこんな遅くまで夕焼けが続くこともあるものです。思わぬアンコールでした。

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 というわけで、いかがでしたでしょうか。

 それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。