まもなく2021年も暮れます。
新しい年を迎える前に、ここで「初日の出」にまつわる以前の記事をアップデートしましょう。
以前の記事はこちら。
当ブログでもたびたびアクセス頂いている記事ですが、もう1か所、加えたいところもありますので。元の記事は「令和最初の初日の出」の撮影に向けてという意味合いもあったので、上書きせず、そのままにしておきます。
ということで。
まあ「京都 初日の出」で検索すればすでに名のあるスポットを紹介しているサイトはいくつもあります。でも京都市から遠く離れた天橋立はアクセスが大変。愛宕山も登れば最高の朝日観望スポットでしょうが、寒いこの時期にはきついでしょう。市内でアクセス自体は簡単な京都タワーはもちろん素晴らしい眺望ですが、ネット情報では早朝5時から長蛇の列ができるらしく、寒い中で待ち続けるのはこれまた難儀必至です。
ということで、こういう名所レベルのスポットではなく、「穴場」から狙うにはどうするか、です。
まず基本。東西と北の三方を山に囲まれた京都市内では、そもそも日の出・日の入りの瞬間を見届けることはできません。ですが当然、夕日なら市東部、朝日なら西部で撮る方が、山に隠れにくくて有利です。
私の在住が京都市北東部ということで、夕日撮りに適したスポットは、いろいろ見つけています。こちらの記事です。
では朝日撮影に適したスポットはどこか…というのは、夕日ほど探りつくしてはいません。ただ、元日の朝にたびたび足を運んで、ここなら綺麗に日の出が撮れるというスポットは知っているので、こちらを紹介です。
それが、当ブログでもたびたび紹介している嵯峨・広沢池の付近です。
池のほとりから撮ってもいいのですが、池の西側に広がる田園地帯から望むのがベストです。
ここなら田畑が広がって視界が開けているので、田園風景ともども、朝日が絵になります。過去の元旦の撮影からの紹介です。
目を東側、愛宕山方向に向けてみると。
初日に雪化粧の愛宕山も色づいています。
場所を映して広沢池のほとりから。
冬のこの時期は鯉上げといって水が抜かれているので、「水面への映り込み」については残念なところです。
もう一つのおすすめスポットは、桂川です。
京都でも西部を流れているので、場所的にも好適。そして川幅が広く視界が開けているので、朝日を撮るには絶好です。川の水面への映り込みもあるので、美しい朝日の光景が期待できます。
地図はこちら。
ご覧の通り、市街地では南北にまっすぐ流れる鴨川と違って蛇行しているので、どのポイントで撮るかも重要。今年は上野橋(「京都市市民スポーツ会館」の辺り)で撮影しました。
ちょうど元旦の日の出の方向が橋上から見て下流側なので、真向かいで撮れます。
こんなふうに初日が昇り、川面に映り込みます。
アップで。
上流側を望むと、右手に愛宕山が見え、朝日に染まっています。時間的には橋から朝日が見えるより前のことでした。山頂部は、それだけ早く日が当たるわけです。
この上野橋は、初日の出を撮るには絶好のロケーションと言っていいでしょう。おすすめの撮影スポットだと確認しました。
嵐山の渡月橋も方角的に同じように真向かいで初日が撮れると思いますが、おそらく人出は多いと思います。
今年の初日の出は京都では午前7時5分。そもそも年ごとでほとんど変動はありませんが。
山から顔を出すのにはもう少し時間がかかりますが、空が明るんでくる6時50分ごろにはこれらの場所に着いて、スタンバイしておくといいでしょう。
ということで、北嵯峨と桂川は京都の初日の出撮りの穴場です。京都で初日の出を撮ろうという方のご参考になればと思います。
それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。