雨の上がりきらぬ夕景
前回の記事で取り上げた雨の日の終わりの夕景。
予想していなかったので慌てましたが、それでもなんとかゴールデン・モメントのうちに撮影スポット・宝ヶ池公園に到着。水面への映り込みとともに撮影できました。
でも、この黄金色の時間は、夕焼けのショータイムでは第1幕でしかありません。メインステージはその後。次第に空が黄金色から、橙へ、赤へと移っていくのです。
燃えあがる西空。
そして赤も深みを増して、ピンクへと移り行くのが、夕景のショータイムのメインです。
とここで、雨がポツポツと降り出しました。夕焼け自体が突然のこと、地平線下から太陽の光は射しても、まだ上空の雨雲は去っていなかったようです。
ということで、いつも池の東側にあるあずまやの先をメインの撮影ポイントにしていますが、あずまやの中で雨宿り。
こんな感じです。
降り出した雨で、茜色に染まる水面に小さな波紋が無数にできています。
夕焼けは基本的に晴れた天気の時に出るものですから、こういった光景はめったに見られるものではありません。この日の最大の収穫といっても良いものでした。
ということで、もう一枚。光量の少ない夕暮れ時で、シャッタースピードを速くできないので、とらえきるのにも限度があったようです。
ともあれ、チャンスがあれば撮ってみたい「空を入れずに夕景を表現する」の、新たな趣向が加わりました。
ということで、夕焼けはフィナーレへ。最後は赤からピンクへと移っていきます。
まだまだ、夕焼け色は残ります。こうやってなかなか帰してくれないのが、この時期の夕焼けにはよくあります。
名残惜しさのピンクモーメント。
ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。