2021年を写真で振り返るシリーズ、今回は春色、新緑。前二回が秋色だったので順序が前後する気がしますが、より記憶に新しいものから振り返るという意味と、いよいよ真冬(今年は厳冬になりそうですね)に入ろうとする年の暮れだからこそ、春を待ち望む思いが強くなるという意味も込めてのことです。
今年は2月からそれほど寒さを感じない、結構な暖冬だった影響で、春の訪れも早いものでした。桜の開花も春分の日頃という異例の早さでしたし、この時期に南紀を訪れてみれば、もう新緑もところどころに見られる状況。
京都でも、3月の末にわが家の近くの森でも、こんな様子。

八瀬で、秋も春も季節の彩りが映えるスポットに行っても。

まだ淡い芽吹きながら、山桜ともども。3月から新緑がここまで見られるとは、例年にないものでした。

いつもなら、4月の桜の見頃が終わろうという頃が新緑の見頃のスタートなのに、今年は3月末でもう桜の季節は終わりかけていたほどです。

山桜であれば、野生種なので一本一本の咲く時期の個体差があり、かなり後々まで花も見られましたが。
こちらの記事でも触れましたが、新緑のベストな見頃は4月。5月に入ってからでは完全に遅すぎです。とはいうものの、例年であれば桜の見頃と入れ替わり、4月15~20日ぐらいが新緑ならではの美しさが最も際立つ時期なのに、今年は4月も上旬というのが異例でした。
ということで、今年の春色を。
八瀬駅前で、先の記事で紅葉ともども秋色が鮮やかなスポットとして取り上げたのと同じ場所ですが、秋色が美しい場所は春色も美しい。新緑の淡い緑と山桜、そして春紅葉とが春らしいやわらかな彩りを見せます。

華麗で情熱的な、しかし物寂しさも感じさせる秋色と違って、春色は生命の息吹にあふれながらも、彩りはやわらかで繊細です。

横高山を望む。紅葉の季節にも同じアングルで撮りました。

この対角線がお気に入り。

一面が新緑と山桜、そして春紅葉。点在する常緑樹がアクセントになります。

4月も10日を過ぎると、まだまだ新緑らしい淡さとやわらかな色合いをを残しつつも、緑も深まってきました。

駅前から比叡山を望む。前回の記事で紅葉の季節でも同じ構図で撮ったので、較べてみてください。

「色の三段重ね」新緑編です。

新緑でも芽吹いて日の浅い4月のうちだと、こうやって色合いの違うさまざまな緑が見られます。これこそが、4月にこそ新緑の神髄が堪能できる、何よりもの理由です。

この画角、大好き。

例年ならこんな様子は4月20日前後。季節の進みが10日ほど早いことがありありでした。毎年同じ場所で写真を撮っていると、年ごとの季節の違いにも敏感になるものです。

4月も半ばになると、緑もかなり深くなっていました。その中でも山桜が映えます。

白のヤマザクラと新緑と青空。

こちらは先の色とりどりの新緑と同じ場所。もう山桜も春紅葉も見えませんが、まだ緑の色づきが、彩の豊かさを残しています。

だんだんと緑一色になっていく山を望んで。

八瀬駅前のこちらも、新緑の一色。



4月下旬に横高山を望む。山の方も緑に彩られてきました。例年ならこれは5月の連休ぐらいの風景です。

再び八瀬駅前。今年は新緑らしい新緑が見られたのは、完全に4月いっぱいだったと思います。

藤の花と新緑。といっても背景の山はほとんど深緑に近づいています。

緑の色合いにも、ほとんど違いが無くなってきました。

ということで、新緑は5月より4月とはいうものの、本当に4月で終わってしまった感があるのが今年の新緑でした。
冬来たりなば春遠からじ。今度の春はどんな新緑の表情が見られるかを楽しみにしつつ、新年を迎えようと思います。
それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。