光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

初冬の夕焼け~宝ヶ池公園にて~

 晩秋から冬にかけては、夕景撮影は基本的にシーズンオフです。

というのも、

  • 日没が早く、休みの日でなければ見ることも撮ることもできない。
  • 低層雲が主で、夕焼けに染まりにくい。
  • 湿度が低いので、鮮やかに赤く染まりにくい。

といった理由があるからです。

naosuke21036.hatenablog.com

 こちらの記事で触れた、夏が夕焼けにはベストな季節であるのと、ほぼ真逆の理由からです。

 ということで、10月末ぐらいからは、夕焼けはさほど撮影対象としては期待しない状態でしたが、だからといって全くチャンスがないわけでもありません。

 日曜日の今日、久しぶりに出会えました。

 朝からずっと曇りで、夕焼けなど予想もしていない天気でしたが、4時半ぐらいにとある店から出て眺めてみると、思いのほか晴れ渡ってきて、今日は行けそう。

 というわけで、そこからわりと近い場所にある定番撮影スポット・宝ヶ池公園へ。

 確かに、焼けました。

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 北側の、国際会議場から比叡山の方向も。

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 さらに染まると。

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 日の沈む方角が夏とは異なっていて、夕焼けが現れる方角も南寄りの空が中心になっています。

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 水面のカモが、ちょっとしたアクセントになっています。

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 空気が澄んでいる分、どうしても赤の光だけが散乱されずに残るということがなくなり、染まり方も控えめになる。夏なら鮮烈に真紅に焼けるのと比べると、これが夕焼けの季節感というものでしょう。

 この週末にも、まだまだ秋の名残はありました。昨日の撮影から。

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 11月の後半にはすでに散紅葉になっていた場所もあった一方で、今年の秋も意外と息が長いものでした。週明けから降雪も予想される冷え込みなので、今度こそ見納めでしょう。

 ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。