2020年を朝焼けで振り返る
冬至を過ぎ、2020年も残すところ10日を切りました。ここからは本年の総集編といきましょう。まずは、朝焼けからです。
こちらはまだ冬の2月。寒い中での撮影でした。染まるのも南寄りです。
以前は窓から空を見て、焼けていたら撮る、というだけでした。それではどうしてもタイミングが遅れますし、私の寝室は西窓なので気づかず見逃すこともある。西の空まで赤く染まるような朝焼けの時でないと、撮る機会もあまりないテーマでした。朝焼けが特に美しいのは夕焼け同様夏ですが、夜明けも早いので、早起きの私でもそんなに早くは起きておらず、見逃していた朝焼けも多かったことでしょう。
でも今年6月ぐらいから、朝焼けは狙って撮るようになりました。夜明け前に起き、黎明の時間に空模様を見定めて、焼けると読んだら撮影ポイントに移行する。当然遠くまでは行けず、もっぱらわが家の程近くの決まった場所からの撮影なので構図は似たり寄ったり、比叡山を望んでのものになりますが、ここは空の違いの方をごらんいただければと思います。
ということで6月の朝焼けたち。
こんなふうに、西の空も染まることもありました。
7月は末頃まで続いた長梅雨のため青空が見える日すらほとんどなく、朝焼けもほぼ見られませんでした。朝焼け撮りを再開できたのは8月に入ってからでした。
この高積雲の朝焼けが、今年のベストだった気がします。
こちらは空一面が染まった朝焼け。
森があるのは、北西の方角です。
これが8月末で、この時期には次第に朝焼けも秋っぽくなってきたようです。
9月。まだ夏に近いのでたびたび美しい朝焼けも現れましたが、やはり夕焼け同様、朝焼けのシーズンも9月までという気がします。
この日は朝虹も見られました。
10月初め。「華麗な朝焼け」はこれが今年最後だった気がします。
10月末には、染まり方もずいぶん控えめになっています。秋が深まると空気が澄んで、赤以外の光も散乱されなくなることが理由でしょう。
うっすらと赤みを帯びた11月の朝焼け。
別の日ですが、こちらも染まり方は控えめです。
12月に入ってから。朝焼けの時間もかなり遅くなっていますが、さすがに撮りに出るのも寒いので、朝焼けが現れること自体が少なくなることもあわせて、しばらくは朝焼け狙いは休止します。
撮れた朝焼けはまだまだありますが、代表的なものを並べるとこんな感じ。季節ごとの違いもお楽しみいただければと思います。
来年もまたさまざまの朝空の表情に出会いたいところです。
それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。