2020-01-01から1年間の記事一覧
8月に入った頃ぐらいから、当ブログへのアクセス数もずいぶん増えているようで、お越しになったみなさまに、心より感謝を申し上げます。 特に訪問数が多いのは、この二つです。 naosuke21036.hatenablog.com naosuke21036.hatenablog.com 単に「夕焼け」、あ…
ずいぶん大それた題名をつけてしまいました。 でも、何のことはありません。彼女の『枕草子』冒頭の「春はあけぼの」で始まる名高い一節が、「夕焼けの季節といえば秋」というイメージを日本文化のうちで固定させてしまったことです。そのせいで、実は夏こそ…
全方位の夕焼け。 それは夏ならではの壮観であり、夏こそが夕焼けのベストシーズンである理由の一つでもあります。 naosuke21036.hatenablog.com 今日、それが鮮烈に出現しました。お盆を過ぎても猛暑は衰えることを知らず、広がる青空に陽射しを遮る雲も乏…
以前の記事でも触れた、「都会で夕焼けを撮るなら川に行こう」というセオリー。 私の住む京都であれば何より鴨川ですが、お隣の大阪では市街地にいくつも川が流れているので、撮影スポットはさまざまあると思います。 naosuke21036.hatenablog.com そのなか…
今日も雫の煌きから。とりどりの光がちりばめられた光景をごらんください。 前回の記事で紹介した鮮やかな輝きを、より広角でカメラに収めたものです。 桃色、緑、青。そして小さな煌きのいくつか。朝の陽射しに清冽に、また繊細に煌きを放っています。 ビビ…
朝の光に、つかのまだけ宝石に変じた水滴たちをご覧ください。 今回も、先日の早朝の雫撮影で見つけた輝きです。まずは鮮やかな赤のふたつの光から。さながら森のルビーです。 大小ふたつのキラキラは、赤からオレンジ色に。 そして、2つの緑へと変じます。…
長い梅雨が明けて真夏に入ってから、朝焼けもたびたび見られるようになりました。 今朝早く、東の空を見渡すと。すでに色づき始めていました。4時50分ごろです。 そして華麗に燃え上がりました。 空一面に雲が広がっていたので、全方位、360°の空が焼ける壮…
今回は、2つの色鮮やかな輝きが奏でる、光の二重奏をお楽しみください。 前回の記事と同様の、早朝の雫撮影の折です。 ということで、まず黄緑とオレンジ。色的にもコントラストが鮮やかです。 青とオレンジ。互いに補色の関係にあるので、さらにコントラス…
夏の早朝の森は、まるで宝箱。 前々回の「蜘蛛の巣と雫」を撮った朝には、こんな光景にも出会えました。 エメラルドの輝きが、まだ涼しさの残る夏の早朝の森を飾ります。 夏の朝早くには、高いところにある枝に降り注ぐ朝の陽射しが、こんなふうにカラフルな…
私の住む京都、つまり近畿地方でも、長い長い梅雨が明けました。かろうじて7月内に間に合ったというところです。 久しぶりに広がる青空を見上げることもでき、夏らしい入道雲も、空のところどころに出ていました。 ということで、これから美しい夕焼けもたび…
日の長い夏であれば、雨上がりの晴れた日であれば、平日でも早朝に雫の煌きを撮る時間があります。 以前の記事でも触れていましたが、ちょうど一週間前、先週水曜日にそのチャンスがありました。 この日は午前中は晴れ渡り、これで梅雨明けかと期待させた日…
巷では変則的な4連休でしたが、みなさまはいかがお過ごしだったでしょうか。 長引く梅雨のため曇り・雨の日が続いて撮影に出かける機会もなく、また私は昨日は仕事も入っていて、自宅でこなすべき仕事関連の作業もあり、あまり休みらしい過ごし方でなかった…
前回に引き続き、先週土曜日の雫撮影から。 今回は「色の共演/競演」をお楽しみいただくとしましょう。 2つの黄色と、ちいさな青。 黄色と緑。 橙と黄色と、小さな青。 2つの緑に挟まれた小さな青。こうやって私の好きな青・緑系の色がひとつの画面でいくつ…
梅雨明けはまだ先という予報で、週間予報でもしばらく曇り・雨の日が続くと出ていますが、それでも最近は青空の見える日も増えてきました。 私の住む京都でも今日も午前中は晴れで、昨夜の降雨の水滴が森に残っていたので、仕事に出る前の早朝には雫撮影もで…
長梅雨で、晴れ間らしい晴れ間もほとんどなかった6月下旬から今まで。 かろうじて雲間から青空が覗くことはあっても、一面青空が広がる光景は、ほとんど過去に撮った写真を見て思い出すばかりになっていました。 忘れかけていた青空を、本当にに久しぶりに、…
長い梅雨です。 ほぼ平均的な梅雨明け日にあたる今日も一日曇り空、ときどき雨。青々とした夏空が広がる光景が、まだ想像するのも難しいぐらいです。 とはいうものの、ひところに比べれば時折晴れ間も見えるようになり、夕焼けが現れる日も出てきました。 と…
「少ない色で構成された風景」の写真、まだまだ語ります。 今回は夕景編です。まずはこちらから。 私としては、夕日もこんな色で撮りたい……という一枚。ですが「色構成」に注目しても面白いところです。 山の端あたりの空が夕暮れには色彩を失い、ほんの少し…
ほとんど毎日が雨か曇り。 いくら梅雨とはいえ、6月後半からそうした日が続いており、青空が雲間から覗くことすら、珍しく思えるほどです。ここまで晴れのない梅雨時というのも近年では無かったように思います。 例年なら時折訪れる晴れ間に雫のプリズム撮影…
前回に続き、「少ない色で写真の画面を構成する」趣向。 この趣向で撮るには、「青空」というのは何より適した条件ですね。雲一つない快晴の空であれば、まず青一色の空間を広げられるからです。 その下に、限られた色だけでできた世界が広がっていればいい…
今回は、ひとつの写真の趣向について語りましょう。 シンプルな色構成の写真。一枚の写真を彩る色数を、できるだけ少なくした写真にこだわって撮ってみる、ということです。 よく写真の技法書では、「写真は引き算」ということが言われますよね。主役となる…
ここ2回の記事で紹介している香住海岸。ジオパークとして指定されている範囲は広く、奇勝はまだまだあります。 とりわけ、国の天然記念物にも指定されており、絶景として名高い「鎧の袖」を紹介します。 とはいえ、ここはアクセスが大変。地図をご覧の通り、…
前回に続いて香住海岸から。 先の記事で訪れた季節は早春でしたが、季節が違えば同じ海でも表情が大きく変わる。ということで季節を違えて、夏のお盆休みの頃に訪れたさいの撮影を紹介しましょう。 前の時と同じく、今子浦へと向かう坂道の途中で。 画面の明…
新型コロナウィルスの影響で長らく遠出もできない状況ということで、しばらく近辺で撮影したものがメインになっていました。旅先での新撮を改めてお届けできるのはいつになるかという状況ですが、ひとまず過去のものから、撮影旅行の成果を紹介する機会もつ…
昨晩から未明にかけてこちら京都では雨。 朝には上がっていて、前日には晴れの予報もあったので、あるいは今日は雫撮影のチャンスかも……と期待したのですが、午後までずっと雲が広がったまま、晴れてきたのは夕方になってからで、残念でした。 自然が恵んで…
先週土曜日、梅雨の晴れ間に訪れた雫の煌きとの出会い。 先の記事ではひとつの雫の眩しい七変化を取り上げましたが、今回は、星空のようなあまたの光をどうぞ。 小さな雫が田舎の夜空のように光を放つ中で、ひとつだけ大きく、また色鮮やかな輝きがあります…
前回の記事の最後で触れたこの前の日曜日。 部分日食ということで期待していましたが、晴れの予報にもかかわらず午後は雲が広がってしまいました。雲は薄く、背後の太陽が見えることもあり、上手くいけば雲がフィルターとなって日食の形が肉眼で確認できる(…
梅雨の晴れ間は、雫撮影のチャンスです。 昨日の土曜日が、ちょうどその機会でした。前日の金曜が雨。夕方前にはほぼ止んでいましたが、湿度の高いこの季節、日が照りさえしなければ一晩しても乾くことはありません。翌日の予報は晴れ、そして休みということ…
今日は、前回の記事でも最後に触れた、一昨日の燃え上がるような夕景から一枚。 ここ宝ヶ池公園での夕景撮影の魅力は、水面への映り込みを生かせること。 こんなふうに夕焼けを映し出させることで、夕景をさらにドラマティックに魅せることができます。 この…
夕焼けが美しい季節は、朝焼けも美しい。 それはほかならぬ、今の時期です。夕焼けも朝焼けも原理は同じ。湿度が高い、つまり「大気中の水分が多い」。それが波長の短い光を散乱させ、赤い光だけを届かせる。そうして空を赤く染める条件が整っているので、当…
前回の記事でみなさまと分かち合った二つの煌き。 この雫のデュオは、さらに違った色の輝きを見せてくれましたので、続編としてこちらでご紹介します。 先の記事では、左の雫が紫、青などの寒色系の光を放っていましたが、こちらも暖色に表情を変えました。 …