光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

シンプルな色構成の写真 その2

 前回に続き、「少ない色で写真の画面を構成する」趣向。

 この趣向で撮るには、「青空」というのは何より適した条件ですね。雲一つない快晴の空であれば、まず青一色の空間を広げられるからです。

 その下に、限られた色だけでできた世界が広がっていればいい。

 ということで、たとえば満開の桜。

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 樹の幹や枝の黒を別にすれば、あとは青と桜色だけ。対照的な色なので、それぞれが引き立ちます。

 同じく桜の季節に、見上げるように撮った一枚。

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 青空を背景に、枝の黒を除くと、ほぼ桜色と新緑色だけ。右端に小さな小さな雲が出ていて、普段なら青空の写真としてはまず気にならないものでも、この趣向だとちょっと残念だったりします。

 こちらはもみじの赤と青。イロハモミジには秋になるまでもなく、年中赤色の葉をつけている樹があります。光合成はどうしているのか、気になるところではありますが。

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 空を見上げて撮るので、どうしても葉に陰影ができてしまうのは仕方がないところです。

  こちらは前回も取り上げた北山杉の里。青空と山の深緑を背景に、紅桃の花。f:id:naosuke21036:20200430063800j:plain

 梅雨空が続き、そもそも青空が長らく見られません。青空のもとでは、いつ撮影できるのか気にかかるところです。

 それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。