長い梅雨が明けて真夏に入ってから、朝焼けもたびたび見られるようになりました。
今朝早く、東の空を見渡すと。すでに色づき始めていました。4時50分ごろです。
そして華麗に燃え上がりました。
空一面に雲が広がっていたので、全方位、360°の空が焼ける壮観となりました。
こちらは南西方向。小さく月も写っています。
西の空もこんなに真っ赤に。
こちらは北。
そして赤から黄色へと色は変わっていきました。
夕焼けのベストシーズンは夏であって秋ではない。これは当ブログで再三再四強調してきたことです。今年も梅雨明け後はすでにたびたび出会っているので、いずれ特集しましょう。
でも夕焼けが美しい季節は、朝焼けが美しい季節でもあります。夕焼けも朝焼けも原理は同じ。湿度の高い夏に赤く染まりやすいのですから、むしろ当然です。
清少納言は「春はあけぼの」と語っていますが、華麗な朝焼けを見るのなら、こちらもベストな季節は夏にほかなりません。
夕焼け同様に、空全体が染まるような朝焼けも、たびたび出現します。
私の寝室は西窓なのですが、夏の早朝には西の空まで赤く染まっていて、その鮮やかさに眠りを覚まされたということは、前々からありました。
ならばもっと早く起きて撮影を狙ってみようと心掛けたのは去年からです。
ということで、こちらは3日前。比叡山上空が燃え上がっています。
広角だと。
夕焼けと違って私にとって朝焼けを撮影するポイントはほぼ決まっているので、風景はいつも同じになります。わが家の近くです。
今の季節なら5時前ですから、いくら早起きでも、それ以上早く起きて別の撮影ポイントまで移動するのは大変です。しかも、その前が夜なので雲模様を見て「今朝は焼けるかどうか」を予想することも難しいので、別の撮影ポイントに行っても空振りになる可能性もあります。
ということで、「焼けていたら近場で撮る」ことに徹しているわけです。
こちらは一昨日。より鮮烈に焼けた雲が比叡山上空に広がりました。
この日も広範囲に染まっていました。
有明の月と朝焼け。
南西の空もほんのりと染まっています。
今日は立秋。夏至から一月半が過ぎたわけで、朝焼けの時刻も京都では夏至の頃が4時半ぐらいだったのに比べて30分ほど遅くなっています。「光の季節」である二十四節気で言えば今日から秋なのですが、気温の季節ではいまは真夏。秋なんてずっと先です。
ということでみなさまも、早起きして朝焼け撮影に挑んでみてはいかがでしょうか。
それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。