光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

シンプルな色構成の写真 その3

「少ない色で構成された風景」の写真、まだまだ語ります。

 今回は夕景編です。まずはこちらから。

 私としては、夕日もこんな色で撮りたい……という一枚。ですが「色構成」に注目しても面白いところです。

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 山の端あたりの空が夕暮れには色彩を失い、ほんの少し茜色を帯びただけで山とほとんど一体の、モノトーンに近い色となっています。

 色彩があるのが夕日だけなので、それだけ際立つ。そんな一枚となっています。

 こちらも同様に、夕暮れに色彩を失った情景。

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 遠近に重なる山も、その背後の空も色彩をほとんど欠いて、ただモノトーンの濃淡だけになっています。このときは夕日はグラデーションにもならず、ほとんど真紅一色となっているので、唯一の彩りのあるものとしてのコントラストがさらに際立っています。

 構図的には、もう少し山の端に近づいた位置に太陽があった方がよかった気がしますが、夕日はここで隠れてしまいました。こればかりは自然が提供してくれた条件ということで、従うほかないところでしょう。

 これまた別の一枚。

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 露出をかなりアンダーにした影響もありますが、背景がほとんど墨絵のように黒くなています。ただ夕日の真紅だけが色彩です。

 以前にもこちらで紹介したものの再掲ですが、嵯峨・広沢池の夏の夕暮れ。

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 こちらも暮れゆくなかで山も木々も田畑も色彩を失って、墨絵の濃淡のようになっています。色彩のある夕日と茜空とのコントラストで、これが池の水面に映し出されてシンメトリーになっています。この雰囲気が特に気に入った一枚になっています。

 ということで、今回は「夕暮れで色彩が失われていく情景」を生かして色構成をシンプルにした写真をいくつもご紹介しました。

 今回もご覧いただきありがとうございました。