つかの間の陽射しに~雫のプリズム~
ほとんど毎日が雨か曇り。
いくら梅雨とはいえ、6月後半からそうした日が続いており、青空が雲間から覗くことすら、珍しく思えるほどです。ここまで晴れのない梅雨時というのも近年では無かったように思います。
例年なら時折訪れる晴れ間に雫のプリズム撮影の機会がたびたび訪れる季節なのですが、雨が上がった日でも陽射しに恵まれることもありません。
今日は日曜日、もしかすると午前中から晴れ間があるかも……と期待したのですが、降雨はなかったもののずっと曇り空。わずかに青空が見えたのに期待していつもの森に分け入ってみましたが、太陽が射したのは数分ほどでした。
そのつかの間の陽射しで、かろうじて見つけることができた光を。
主星、α星ともいうべきひときわ大きな輝きと、その上のβ星の色の変化にご注目。
どうにか見つけた宝物でした。
これらの光をつかまえてからほどなく太陽は隠れ、その後もう一度光に出会う機会は訪れませんでした。
ほんとうに「一期一会」を感じさせるひとときだったと思います。
それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。