光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

雫の煌き~それは「クリスマス」の写真?~

 まだ「秋らしさ」を残していた昨週末から一転、寒さ厳しい冬本番となってきました。

 街中は、間もなく訪れるクリスマスに向けて、至る所でイルミネーションが輝くようになっています。

 ですが、最近何とも言えない気がしたことを、ひとつ。

 私のこだわりの撮影テーマ、雫の色とりどりの煌き。

 そのいくらかはGoogle Photo にも保存しているのですが、このような写真が、被写体別だと、しばしば「クリスマス」に分類されていることです。

 google人工知能は、これをクリスマスツリー、あるいはイルミネーションの写真として認識しているようです。

 純然たる自然写真、雨が残した水滴が太陽の光を屈折させることで出現する光景なのですが、知らない「人」が見たらそう思えるかもしれません。この撮影方法については私もオリジナリティを自負しています。

 同様の写真は他では見かけないため、「似たようなもの」としては、AIもクリスマスツリーの写真ぐらいしか見つけられないかもしれません。

 ちょうどクリスマスの時期に撮影したものならまだしも、時期外れの春夏~初秋に撮ったものですら「クリスマス写真」扱いされていたりします。

 Google Photo の被写体別自動分類では、他にもたまにおかしなのがあります。

 たとえば「湖」の分類。

 この夕景写真は田んぼなのですが、「湖」に入れられていたり。

 こちらは鴨川なのに、これまた「湖」。

 すさみの海なのに、これまた「湖」とみなされています。

 写っているものだけを見て人工知能はそう判断しているらしく、画像データには含まれているはずの位置情報は参照していないらしいことがわかります。

「どこで撮ったか」が分かれば、湖ではありえないことも判別できるでしょうから。

 また「夕焼け」の分類だと。

 これは、朝焼けの写真です。撮影時刻の情報をもとにすれば朝撮ったものであることはわかるはずなのに、そういうデータは参照せず分類している。

 また「廃墟」の分類に。

 出張でローマを訪れた時の遺跡の写真がそこに入るのはわかるのですが。

 こちらは南紀・古座の虫喰岩という、他ならぬ自然物で、廃墟ではありません。

 まして、桜の季節に撮ったこの姫路城の写真が「廃墟」扱いなのは、ちょっと笑ってしまいました。

 機械らしく気が利かないというか、まだまだ人工知能の画像認識技術って、こんなものなのか。そういうのを見ると、不便さを感じるというより、まだ人が認識するのには遠く及んでいないという、ある種の安心感まで覚えてしまうところです。

 ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。