光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

夕景

2019年の夕日・夕焼けたち

クリスマスも過ぎると、いよいよ世のムードも年末となってきます。 キリスト教国でない日本でクリスマスが習俗として定着したのも、年末に向けての準備行事としてちょうどいい時期にあるから、という説もあるぐらいです。 このブログは今年の1月末に開始した…

見老津夕景~冬のすさみへの旅~

引き続き、すさみへの旅から。今回は1泊2日で両日ともすさみということで、夕景まですさみで見届けられます。 といっても日のいちばん短いこの時期、3時台ですでに夕方という感じです。そこで降りたのが、見老津駅からほど近い場所にある海岸。 以前はこちら…

「もしも……」 不思議な雲文字

昨週末のすさみへの旅の記録をこれからお届けする予定でしたが、リアルタイムで面白いものが撮れたので予定変更です。 それが、こちら。 形の崩れた飛行機雲ですが、右側は縦横にクロスし、縦の雲が歪んで、アルファベットの"f" に見えます。左側はほとんど…

琵琶湖夕景

昨日に続いて、琵琶湖の風景から。 その日はだいたい日暮れの時間前にこちらでの仕事が終わり、帰途につくところで西の空を見やると夕焼けの予感。 naosuke21036.hatenablog.com こちらの記事でも触れたように、ちょうど日の沈む方角の空が開けているからで…

「一発逆転の夕焼け」~曇りの日にこそ狙う~

天候が曇りがちで思わしくなく、気分まで打ち沈みそうな一日。そんな日の終わりに壮麗な夕焼けが見られたりすると、たちどころに一変する。それまでの残念さを取り返すようにハッピーな気分に包まれる。 そんなことがあります。 ……とここまで天候と気分が連…

京の初冬の夕焼け

予定を変更してリアルタイムのものをお届けします。 というのも、晩秋から初冬へと移りつつあるこの季節に、思わぬ壮麗な夕焼けに出会えましたから。 日没が年で最も早いこの季節には、休みの日でなければまず夕暮れには立ち会えません。そもそも冬には他の…

鳥と夕景 その3

今日は、この一枚。 以前に夕日の名所として紹介した和歌山県広川町・西広海岸。 naosuke21036.hatenablog.com これとは別の機会に同所にやはり夕日を撮りに行った折に収めたワンショット。 夕刻に引き潮になり、茜色に染まった干潟のなかに佇む一羽のカラス…

鳥と夕景 その2

久しぶりですが、「鳥と夕景」の趣向で今日はこの1枚。 たびたび夕焼けスポットとして紹介している嵯峨・広沢池からです。 ここでは2羽のカルガモは小さく写っているだけで、この写真の主役とは言えないのですが、その一方で鳥がいなければごく単調な風景に…

嵯峨野のコスモス2019、そして夕景

過去の撮影から紹介した嵯峨野のコスモス。 naosuke21036.hatenablog.com 先週の日曜は比較的天気に恵まれたので、この場所に足を運んでみました。 やや見頃には早く、蕾もちらほらでしたが、でも十分絵になるほどに咲き誇っています。 遠景に田園と愛宕山を…

鴨川暮色

今日はこちら。 京都は鴨川、出町柳で望んだ夕焼けです。 季節的にちょうど川越しの空が焼ける時期です。道行く人にもある人はスマホを、ある人はコンデジを手にして、この華麗な空を記憶だけにとどめずにおこうとする姿を見かけるところでした。 初めはこう…

ガイドブックではわからない京都の夕日・夕焼けスポット選

これまでの夕景記事のまとめも兼ねて。 (注 初出2019年9月29日、2020年9月22日に桂川を増補、10月22日改訂) 私の住む京都には、夕景を楽しみ、撮影するのに絶好のスポットがいくつもあります。 京都のガイドブックでは神社仏閣をはじめとしたたくさんの名…

京都・鴨川の夕景

京都の夕日・夕焼けスポットとしては、まだ大事な場所がありました。市街地を流れる鴨川です。 川の上は空が開けているので、街中でも建物や電線に邪魔されずに夕景を撮るには最適な場所の一つなのです。また水田や池と同様、川の水面への映り込みで、美しさ…

京都・大文字山からの夕日

前記事でも取り上げた京都・大文字山。 naosuke21036.hatenablog.com ここ大文字山は、おそらく京都では最高の夕日スポットでしょう。火床、つまり送り火に「大」の字を灯すところから何ひとつ遮るもののない高台から街を一望しながら、西山に没してゆく夕日…

夕映えに染まる京の街~大文字山より~

今日は、過去の撮影からこの一枚。 大文字山の火床から見下ろした、夕映えの京の街並みです。手前には京都大学の校舎群、中景には鴨川、向こうには京都御所が見えます。 「空を入れない夕景写真」というテーマの中でも会心の一枚でした。 大文字山は京都でも…

京都嵯峨・広沢池の夕景選 続

実は今日、京都では素晴らしい夕焼けが現れていました。 ですが、今日は夕焼けは無いと見ていて撮影の用意を全くしていなかったため、カメラに収めることが叶いませんでした。今日の記事でも紹介する広沢池に足を運んででもいれば……と後悔で今も茫然とした状…

京都嵯峨・広沢池の夕景選

以前のこちらの記事をはじめ、何度か夕景の美しさを紹介した京都嵯峨・広沢池。 naosuke21036.hatenablog.com そのときに紹介したのがこの一枚。特にお気に入りです。 ですが、ここ今までに撮れた夕景でご紹介したい夕景はまだまだあります。 こちらは一昨年…

朝焼けから夕焼けまで~京の初秋の一日~

昨日に続いて「初秋の雫」を過去の撮影から紹介する予定でしたが、リアルタイムで分かちあいたいものがあったので、そちらを先にします。 今朝目覚めてみると、朝にもかかわらず、西の空が夕焼けのように染まっていました。 外に出て撮影できる場所に移動し…

「秋の日はつるべ落とし」は何故か

こちらは、過去の9月に私の住む京都で見られた夕景です。 「秋の日はつるべ落とし」ということわざがあります。井戸のつるべ、つまり水を汲むための桶を落とすように、秋はあっという間に日が暮れる、という意味です。明らかに水道が普及する以前の時代にで…

夕焼けの雲はこんなふうに色づいていく

昨日に続いて、京都は嵯峨・広沢池の夕景から。 naosuke21036.hatenablog.com この夏、別の日の撮影です。 今回は、「夕焼けの雲はこんなふうに色づいていく」という話です。 結論から言えば、「空の低い層の雲ほど早く、高い層の雲ほど遅く染まる」というこ…

夕景を撮るのには「諦めの悪さ」が大切

夏も終わりに近づきましたが、夕焼けのベストシーズンは、秋ではなく夏です。 naosuke21036.hatenablog.com そして夕景の名所として、京都は嵯峨・広沢池のことは以前の記事でも紹介しました。 naosuke21036.hatenablog.com 先日、ここに久しぶりに夕焼け狙…

京の晩夏の夕暮れ

昨日に続き、「晩夏の雫」でもう一記事書く予定でしたが、リアルタイムでお届けしたいものがありますので、変更します。 夏も終わりに近づいたこの日、見事な夕焼けに出会えました。 私の住む京都では、朝は晴れ渡っていたものの午後から雲が広がり、小雨も…

360° 全方位の夕焼け~京都・宝ヶ池公園より~

今朝投稿したばかりですが、これはもう一つの記事を投稿せずにはおれなくなりました。ということで初の1日複数回投稿です。 今日の夕方の空模様を見れば、「この空は確実に焼ける」とは読めました。 naosuke21036.hatenablog.com 以前の記事で紹介した、全て…

鳥と夕景 その1

空を入れずに夕景を表現する。そんな趣向で撮る場合、何か主役になるものを立てる、というのが一つの方法だと思います。夕焼け空や夕日という直接の主役がないぶん、別に何か主役になるものがあると際立つ、というわけです。 ということで、今回を皮切りに、…

京の夏の夕焼け

以前の記事でも語りましたが、夕焼けのベストシーズンは、私が思うに秋ではなく夏。 naosuke21036.hatenablog.com 今年は梅雨明けが遅く、しかもその間曇りや雨の日続きでしたからなかなか機会はなかったものの、梅雨が明ければ夕焼けに出会える日も増えまし…

この夕景を届けたい

今日この日、いつもの田園で出会った、今年いちばんの夕焼け。 この季節らしく広い範囲の空が燃え上がり、水田をも染めた夕景。 今年この場所で初めて見られた華麗なる夕焼けを、長らくこの風景を守ってこられ、この春に遠くに行かれたおばあさんにお贈りし…

哀悼と追憶の夕景 最後に

哀悼の思いを込めて、この場所で見届けた夕焼けの写真を紹介するのも、さしあたり今回までとします。 水面も、繊細な色あいに染まります。 こちらは2年前の夏至の頃。一日曇りの日でしたが、巻積雲が広がる空模様からあるいは華麗に染まるかと思い足を運んだ…

哀悼と追憶の夕景 さらに

今日の帰途、あの田園にまた足を運びました。 日中は曇りでしたが、夏至近く遅い夕暮れ時にはすっかり晴れ。水が張られ、稲が植えられて間もない田に、比叡山が映えます。 夕映えが際立つと、こうです。 写真を撮るたびに、先日訃報を耳にした、この田の地主…

哀悼と追憶の夕景 続

まだしばらくは、この3月に帰らぬ人となられた、この水田の地主のおばあさんへの追悼のために、この地の夕景を取りあげていこうと思います。 西の空が黄金色に染まり、水田をも染めたこの日。 北東の空もこんなに色づき。 真東の比叡山側もこんなに茜色に染…

哀悼と追憶の夕景

いまだ、この水田の所有主にして、ずっと私のここでの撮影をお許し頂いていたおばあさんの訃報を耳にしての愕然たる思いが冷めやりません。 改めて当ブログで、この場所で撮影させていただいた田園風景、ことに夕景の数々をご紹介し、追悼としたいと思います…

夏こそ夕焼けのベストな季節である3つの理由

今日は6月1日。気象学上は夏に入ります。といっても5月下旬があれほどの暑さでしたから、今さらという気もしますね。 もともと私の季節感覚だと5月も「春」という認識が薄く、むしろ「初夏」という季節です。春でも夏でもない。 自然・風景写真を撮っている…