哀悼と追憶の夕景
いまだ、この水田の所有主にして、ずっと私のここでの撮影をお許し頂いていたおばあさんの訃報を耳にしての愕然たる思いが冷めやりません。
改めて当ブログで、この場所で撮影させていただいた田園風景、ことに夕景の数々をご紹介し、追悼としたいと思います。
初めて、この場所の魅力を発見した頃の写真。6月末の梅雨のただ中ながら、澄みわたるように晴れた青空がこんなに映えることに魅せられました。
青空がこれ以上ないほど澄んで美しかった、ある年の初秋です。
そして夕景の数々。田植えから間もなく、育った稲で水面が隠れる前の時期は、夕焼けの映り込みが美しさを倍にします。
こんな清楚さを感じさせる夕景も。
黄金色の華麗な夕焼けも。
比叡山の方向、つまり東の空の雲まで染まる全方位の夕焼けが、夏ならではです。
この日、西の空はこんなに華麗でした。
こうして一枚一枚載せていくたびに、撮影の折々にお会いし、お話を聞かせていただいた時のことも思い返されてきます。
遠い世界から、おばあさんもご覧になっていただければと思います。
それでは、今回もお読みいただきありがとうございました。