夕焼けの雲はこんなふうに色づいていく
昨日に続いて、京都は嵯峨・広沢池の夕景から。
この夏、別の日の撮影です。
今回は、「夕焼けの雲はこんなふうに色づいていく」という話です。
結論から言えば、「空の低い層の雲ほど早く、高い層の雲ほど遅く染まる」ということです。
現地に着いた時、ちょうど日が山に隠れた直後。
私は前にも書いたように「真紅の夕日でないと撮らない」ポリシーなので、この日は夕日そのものは撮るつもりはなかったのですが、雲模様から夕焼けは行けそうということで。
太陽が沈んだすぐ先を別にすれば、まず染まるのが手前の、つまり低い雲です。
次第に高空にある巻雲が色づいてきます。
この日は雲が薄い分、華麗に染まるという具合にはいかなかったのですが、それでもほんのりと色づいて西空を彩るのも趣深いものです。
この時、低い層の雲はもう色づきを失い、黒くなっています。
そして最後は、いわゆるマジックアワー。
夕焼けというのは地平線下に没した太陽が上空の雲を照らし上げることによって起きる気象現象。地球が丸いから起こるわけですが、そうである以上、空高くにある雲ほど、遅くまで沈んだ太陽から照らされ続ける。だから、「染まる順序」というのがあるわけです。
これを心得ておくと、夕景撮影もさらに楽しめると思います。
では、今回もお読みいただきありがとうございました。