琵琶湖夕景
昨日に続いて、琵琶湖の風景から。
その日はだいたい日暮れの時間前にこちらでの仕事が終わり、帰途につくところで西の空を見やると夕焼けの予感。
こちらの記事でも触れたように、ちょうど日の沈む方角の空が開けているからです。こうなれば沈んだ後の太陽の光が遮られないので、雲が染まる期待が高まります。
ということで近江大橋から、琵琶湖東岸の道を北に進んで撮影スポットを探します。そして、まずはこんな感じ。
まだまだこれからです。
場所は、下の矢橋帰帆島公園に渡る橋の上です。
こちらから水路方面に東の空を眺めても、なかなかでした。
夏のように全方位の空が焼けるとはいかなくても、こうやって東の空の雲まで夕焼けに染まることは、冬でも見られるようです。
こちらはズームで、夕映えに照らし出された、「近江富士」の異名をとる三上山。その名の通り山容が富士山に似ているからつけられた名前です。今のように旅行が簡単に行けるわけではなかった時代には、富士山など見に行こうにも一生行けない人が大多数。だから地元で似たものを眺めて満足しようということで、日本各地のそれらしい山に「……富士」の名がつけられたわけです。
茜色の水面と鳥たち。望遠でないのでこれが限界です。
そして目を西に向けると、この季節ではそうは見られない華麗な夕焼けが現れました。
海や湖、池越しに望む夕焼けは、水面に映ることで美しさが倍になります。
こちらはズームで。
近江大橋も映えます。
冬の夕焼けは束の間で、すぐに色は失われていきます。その前にカメラに収めたのがこの一枚でした。
冬に入ると夕景撮影はシーズンオフという感覚になりやすいですが、この夕焼けは見逃さなくて、撮り逃がさなくて本当に良かったところです。
では、今回もご覧いただきありがとうございました。