朝焼けから夕焼けまで~京の初秋の一日~
昨日に続いて「初秋の雫」を過去の撮影から紹介する予定でしたが、リアルタイムで分かちあいたいものがあったので、そちらを先にします。
今朝目覚めてみると、朝にもかかわらず、西の空が夕焼けのように染まっていました。
外に出て撮影できる場所に移動してみると、ご覧の通り、虹がかかっていました。
昨夜はいくらか雨音が聞こえたので、その名残ということもあるのでしょう。
わかりにくいですが、よく見ると二重虹です。
主虹の方は、紫のさらに内側にもカラフルな色の層が見えて、いよいよ美しさを増します。
日もかなり短くなってきたとはいってもまだ日の出は5時台。これを目にすることができたのも、休日でも早起きすればこその特権です。
「朝焼けは雨」「朝虹は雨」というのは古くからの諺ですが、それを裏切るように、今日は秋晴れの一日でした。台風の影響は、関西にはほとんど及んでいないようです。今朝いくらか風が強かった程度でした。
ということで、青空の映える、いつもの場所へ。
ここは田植えが遅いので、まだ稲は青々としていました。初秋というより晩夏に近いです。
賀茂川・北山大橋から上流を望みます。本当に抜けるような青空が心地よいです。
そして夕方。鴨川・丸太町橋からです。
もう一度、先の田園へ。
今日の雲模様からして夕焼けが美しくなると読み、近場の撮影スポット・宝ヶ池公園へと急ぎ移動します。
その途中の高野川沿い。まだ夏の名残か夕焼けも全方位に近く、東の空の雲も染まっています。
そして宝ヶ池へ。色づき始めです。これは間違いなく焼けます。
いち早く茜色に染まった、西空の雲。
だんだんと西の空が全体に色づいてきます。薄雲がかかっているとこんな感じになるものです。
南東方向にカメラを向けても、入道雲らしい雲の上端が色づいているのが見えます。
そして見事に焼けました。
さらに赤さも増して。
雲の赤みが引いていくと、その代わりに地平線から光条が放射状に放たれます。
いわゆる「残照」です。この日本語好きです。
暗くなってきた空、一日の終わりを飾るようです。
ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。