梅にメジロ
私の住む京都でも、ところどころで梅の花が咲き始めています。
ということで今回は、梅にメジロ。
過去の撮影ですが、今年もこんなふうに撮れたら、という思いを込めて。京都市内のとある梅の名所で撮ったものです。
「梅に鶯」とは言われますが、主に昆虫を食べるウグイスはそうめったに梅の木にはやってこず、花の蜜を吸いに来るのはメジロ。これは、世に言う「鶯色」をしているのはウグイスではなくメジロである、ということと並んで、バードウォッチチャーの初級編の一つです。
古来伝えられてきた本来の「鶯色」は茶色と黄緑の中間の色で、これは実際のウグイスの色に近いのですが、いまの日本では「鶯色」というとメジロのような、鮮やかな緑色のことだと思っている人が多いようです。そしてウグイスが、そんな色をしているものだとも。
ひょっとすると、花札の影響なのかもしれません。
花札で梅の10点札に描かれているのが本当はウグイスなのかメジロなのかについては、いくらか調べてみると両方の説が存在するようです。
ともあれ、梅にメジロは本当によく合います。ということでもう1枚。