やっと会えたねレンジャクたち
すさみ八景プラス八景の次の記事を一回お休みして、昨日のことから。
この冬はじめて会えたレンジャクたちです。
今年はレンジャクの当たり年だという情報はたびたびウェブ上でも聞いています。各地で出会った、撮影できた、という話も何度も耳にしました。私の住む京都でも出現情報があります。
でも私自身が一度も出会えていないことで、「当たり年」の話もむしろ残念に思えさえするところでした。そんな折、昨日ようやく出会えました。
レンジャク類ほど出会いが偶然に左右される鳥もそうはいません。他の鳥であればだいたい生息地が定まっていて、この時期にこの場所に行けば出会える。そんな見込みを立てられます。
でもレンジャク類は一所にとどまりません。集団で現れ、その場にある餌の木の実を食べ尽くしたら、すぐに他所へ移動してしまいます。たとえ出現情報を耳にしても、その場所に行ってみたらもうどこかへ去っていることも多々です。「狙って会いに行く」ことがとにかく困難なのです。
わが家からほど近いところに、レンジャク類の好む木の実が豊富なスポットがあり、過去に何度か現れたことがあるのは知っています。過去にはこんな大群のこともありました。
冬には時々足を運びはするものの、だからといってそこに出会えるわけではなく、また行ってみたらすでに来て去ったらしく、実が食べ尽くされていたこともありました。
ですが昨日、久々に見かけました。総勢最大で10羽と、この鳥にしては小群でしたが、この通り電柱の上に。
ヒレンジャクもキレンジャクもいます。同じレンジャク類であれば種が違っても仲良しのようで、混群となっていました。
こちらがヒレンジャク。
こちらはキレンジャク。抜けるような青い空が背景です。
キレンジャク2羽。
どちらも、きりりとした冠羽と黒のアイラインが恰好いいフォルムに赤や黄色がおしゃれな配色と、実に美しい鳥です。強面に見えて、カワラヒワに似た甘い鳴き声も魅力です。
地上に降りた姿も撮りたかったのですが、そのチャンスはほとんど得られませんでした。
実は辺りは住宅地。変にカメラを構えて長居すると、別の目的と間違われて怪しまれかねませんから。
ともあれ、出会いに感謝です。
ことのついでに、カワアイサ。
白梅にメジロです。
それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。