ユリカモメたちのいる夕景 その3
京の冬の風物詩・ユリカモメの夕景シリーズ、今回もです。
年によっては、彼らは夕暮れ時には、五条と七条の間の、正面橋の辺りに集うこともありました。
その折の光景からです。
できるかぎり彼ら自身の目線に近づこうと、河原まで降り、水面すれすれまでカメラを近づけて撮影した一枚。ご覧の通り、彼らの足が立つほどの浅瀬です。
このアングルだと、一部のユリカモメたちの白い羽も、ほんのりと茜色に染まって見えます。
よりズームで、2羽にフィーチャーして。茜色もより鮮やかになり、ユリカモメの白とのコントラストが映えます。
こちらは遠近。背後の大群は、飛び立とうとする何羽かもいます。
水面の染まりようも、さらに赤みを増しました。なんとなく絵画的な光景になった感じです。浅瀬だからより染まりやすくなってもいるのでしょう。
群れのただなかの様子をズームで強調。
冬の間はなかなか空の雲の方が赤く夕焼けに染まってくれることがないだけに、こうして水面に注目して夕景を撮ってみるのも面白いところ。
「鳥と夕景」はお気に入りの撮影テーマの一つですが、そのなかでもユリカモメたちのハマリ方は別格という気がします。
ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。