鳥と夕景 その4
今日は、この1枚。
昨年12月のこちらの記事で紹介した夕焼けの時です。
こんな華麗な夕空が見られた日でしたが、その時の写真を見返して改めてご紹介したくなったのが冒頭のものです。
しっかりご覧いただくとわかりますが、右側に、夕焼けの空を飛ぶ鳥たちが点々と写っています。狙って撮ってはいませんが、印象深い1枚になっていました。
小さいのでわかりにくいのですが、カラスたちでしょう。その日の活動を終えて、塒に帰っていくのです。
以前には早朝に清水寺の裏山を早朝に歩いたとき、活動を始めたおびただしい数のカラスたちがけたたましく、ほとんど空全体がカアカアと鳴いているように感じられたのを覚えています。今もこの辺りに大規模な塒があるようで、京都で夕方の空を見上げると、この方角に向かって飛んでいくカラスたちがたびたび目に入ってきます。
バードウォッチャーからはかつて「最も人気の無い鳥」に選ばれたこともあるカラスですが、こうやって夕空のなかで見かけるのはやはり風情があります。「カラスと一緒に帰りましょ」とは、「夕焼け小焼け」のなかでも歌われていましたね。
夕焼けの日には、実はこうやってカラスも入れて撮り、風情を増すというチャンスもあります。京都で夕景を撮ろうという方、いちどお試しあれ。
ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。