光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

近江大橋から望む琵琶湖

 ここ数年、特にこの時期には琵琶湖近くまで仕事で行く機会が多くなっています。その折には琵琶湖の風景を撮影する機会もあるので、今回から特集します。先の記事でも夕景で少し触れましたが。

 まず地図から。

 日本最大の湖・琵琶湖といってもかなり南部なので幅は比較的狭く(1km強)、歩いても十分渡れるほどです。かつては有料道路で車で通る場合は料金がかかりましたが、2013年末から無料化されました。

 橋の上からは琵琶湖を一望でき、特に北側では広さが実感できます。

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 ここで気に入っているのは、東岸からの眺望です。この間の撮影から。

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 葦が生い茂り、それに囲まれたところは今は水が抜かれているようですが、池になっています。その向こうに広がる琵琶湖と、聳える比叡山が美しい。

 私の家は比叡山の京都側の麓ですから、あの山の向こうに、と思うと直線距離では京都と滋賀・琵琶湖がいかに近いかも感じられます。鴨川のユリカモメには夜を琵琶湖で過ごす群れもありますが、空を飛べるならすぐに着いてしまうのでしょう。

 こちらは葦もまだ青々としていた9月初め。池も豊かに水をたたえています。

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 空も雲もまだ夏といったほうがいいです。

 こちらは葦も秋色になった10月半ば。

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 ここはどうやらビオトープとして人為的に設けられた地帯らしいです。柵があって中には立ち入れません。

 生き物も豊かなようで、この時にはこんな光景も。

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 ダイサギを中心に、アオサギコサギと各種のサギ類が群れをなしています。

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 こちらは仕事とは別で訪れた6月初めの梅雨入り前ですが、アシ原が広がっていれば、この時期にはオオヨシキリの歌声がかまびすしく響き渡ります。

 以前は晩秋以降はアシは刈り込まれていました。

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 今年は刈られていませんが、管理の方針が変わったのでしょうか。

 なお、琵琶湖は今の時期には冬の水鳥の宝庫。湖上におびただしい数の群れをなしています。

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 キンクロハジロホシハジロオオバンが多いようです。他にヨシガモヒドリガモオカヨシガモ、カンムリカイツブリなども見られます。

 以前の記事でちょっと触れた夕景については、またの機会に。

 では、今回もご覧いただきありがとうございました。