光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

京都

山中の錦~鴨川源流・雲ヶ畑の紅葉~

間違いなく気候変動の影響で、紅葉の季節も年々遅くなっています。 私の住む京都でも名所はたくさんありますが、この11月中旬にようやく色づき始めというところが大半です。 文化の日頃に京都を訪れる予定だという知人の話にも、その時期にはまだ紅葉は楽し…

青空の映える場所 この秋

以前の記事でもたびたび「青空の映える場所」として紹介した、京都郊外・比叡山麓の田園風景。 naosuke21036.hatenablog.com この秋も晴れた日にはたびたび足を運んで、季節の移りゆきを感じました。ということでとびきりの青空をご覧ください。 9月上旬。ま…

コスモスと紅葉~京都・松ヶ崎疎水から~

まずは、今日の朝焼けから。 この季節でも朝焼けだと、西の空まで染まる「全方位に染まる」空が見られることがあるようです。でも焼ける時間もずいぶん遅くなってきました。6時を過ぎています。かなりの朝型生活の私には休日でもこの程度の時間に起きている…

この曲線が好き~京都・北嵯峨の田園から~

この畦道の曲線が好きです。 ここは京都・北嵯峨に広がる広大な田園地帯。夕日の名所としても紹介した広沢池の西にあります。 naosuke21036.hatenablog.com コスモスの名所としても紹介しました。 こちらは9月、刈り入れ前の実りの稲穂です。 このゆるやかな…

秋桜と赤とんぼ

今日は、この一枚。 秋らしさを増す、この取り合わせです。 「季節を代表するもの」を合わせて撮る趣向、好きです。 角度を変えてもう一枚。 さらに。 こちらは、京都は鴨川を上流までずっと遡っていったところにある山里・雲ケ畑を訪れた折の撮影です。 こ…

嵯峨野・落柿舎から青空を望む

台風接近で大変なことになっています。こちら京都では直撃には至らないようですが、早朝から大雨。各地のみなさまのご無事を祈るばかりです。 そんな日だからこそ、晴れた空を待ち望む思いで、ひとつの青空の映える場所を特集します。 嵯峨野の落柿舎です。 …

嵯峨野のコスモス2019、そして夕景

過去の撮影から紹介した嵯峨野のコスモス。 naosuke21036.hatenablog.com 先週の日曜は比較的天気に恵まれたので、この場所に足を運んでみました。 やや見頃には早く、蕾もちらほらでしたが、でも十分絵になるほどに咲き誇っています。 遠景に田園と愛宕山を…

鴨川暮色

今日はこちら。 京都は鴨川、出町柳で望んだ夕焼けです。 季節的にちょうど川越しの空が焼ける時期です。道行く人にもある人はスマホを、ある人はコンデジを手にして、この華麗な空を記憶だけにとどめずにおこうとする姿を見かけるところでした。 初めはこう…

京都・大原の里の秋桜

京都は北の郊外、大原の里。晩秋の紅葉の季節になればいよいよ観光客で賑わいます。でも紅葉にはまだ早い秋に、この里でも所々に秋桜が花を咲かせます。 高野川沿いには人の手で植えられた「コスモス畑」もありますが、里のあちこちには、自生したコスモスが…

秋風に揺れるコスモス~京都・嵯峨野より~

今日は、この一枚。 前回紹介した嵯峨・広沢池の西より。これまでの撮影でお気に入りの一枚。 naosuke21036.hatenablog.com 秋風に靡く姿が撮りたかったので、風が吹くのを待っていました。背景の青空に、白い雲がなにか風と逆方向に見えるのが気に入った点…

京都・嵯峨野の秋桜

まだ夏の名残のような暑さが感じられますが、今日から10月。 この季節ならではの楽しみの一つが、コスモスです。外来語なのに「秋桜」とはよく言ったもので、春の桜のように、季節の彩りを演出してくれます。 ということで、これから何度か、コスモスは特集…

ガイドブックではわからない京都の夕日・夕焼けスポット選

これまでの夕景記事のまとめも兼ねて。 (注 初出2019年9月29日、2020年9月22日に桂川を増補、10月22日改訂) 私の住む京都には、夕景を楽しみ、撮影するのに絶好のスポットがいくつもあります。 京都のガイドブックでは神社仏閣をはじめとしたたくさんの名…

京都・鴨川の夕景

京都の夕日・夕焼けスポットとしては、まだ大事な場所がありました。市街地を流れる鴨川です。 川の上は空が開けているので、街中でも建物や電線に邪魔されずに夕景を撮るには最適な場所の一つなのです。また水田や池と同様、川の水面への映り込みで、美しさ…

京都・大文字山からの夕日

前記事でも取り上げた京都・大文字山。 naosuke21036.hatenablog.com ここ大文字山は、おそらく京都では最高の夕日スポットでしょう。火床、つまり送り火に「大」の字を灯すところから何ひとつ遮るもののない高台から街を一望しながら、西山に没してゆく夕日…

夕映えに染まる京の街~大文字山より~

今日は、過去の撮影からこの一枚。 大文字山の火床から見下ろした、夕映えの京の街並みです。手前には京都大学の校舎群、中景には鴨川、向こうには京都御所が見えます。 「空を入れない夕景写真」というテーマの中でも会心の一枚でした。 大文字山は京都でも…

京都嵯峨・広沢池の夕景選 続

実は今日、京都では素晴らしい夕焼けが現れていました。 ですが、今日は夕焼けは無いと見ていて撮影の用意を全くしていなかったため、カメラに収めることが叶いませんでした。今日の記事でも紹介する広沢池に足を運んででもいれば……と後悔で今も茫然とした状…

京都嵯峨・広沢池の夕景選

以前のこちらの記事をはじめ、何度か夕景の美しさを紹介した京都嵯峨・広沢池。 naosuke21036.hatenablog.com そのときに紹介したのがこの一枚。特にお気に入りです。 ですが、ここ今までに撮れた夕景でご紹介したい夕景はまだまだあります。 こちらは一昨年…

朝焼けから夕焼けまで~京の初秋の一日~

昨日に続いて「初秋の雫」を過去の撮影から紹介する予定でしたが、リアルタイムで分かちあいたいものがあったので、そちらを先にします。 今朝目覚めてみると、朝にもかかわらず、西の空が夕焼けのように染まっていました。 外に出て撮影できる場所に移動し…

夕景を撮るのには「諦めの悪さ」が大切

夏も終わりに近づきましたが、夕焼けのベストシーズンは、秋ではなく夏です。 naosuke21036.hatenablog.com そして夕景の名所として、京都は嵯峨・広沢池のことは以前の記事でも紹介しました。 naosuke21036.hatenablog.com 先日、ここに久しぶりに夕焼け狙…

京の晩夏の夕暮れ

昨日に続き、「晩夏の雫」でもう一記事書く予定でしたが、リアルタイムでお届けしたいものがありますので、変更します。 夏も終わりに近づいたこの日、見事な夕焼けに出会えました。 私の住む京都では、朝は晴れ渡っていたものの午後から雲が広がり、小雨も…

大文字山への思い

今日8月16日は、京都では五山の送り火の日。台風の影響による荒天も過ぎて、無事に行われそうです。ということで久々に私の住む京都の話題で、大文字山のことを語りましょう。 京都は、南を除く三方を山に囲まれた都市。街と山の距離はほど近く、さしたる遠…

360° 全方位の夕焼け~京都・宝ヶ池公園より~

今朝投稿したばかりですが、これはもう一つの記事を投稿せずにはおれなくなりました。ということで初の1日複数回投稿です。 今日の夕方の空模様を見れば、「この空は確実に焼ける」とは読めました。 naosuke21036.hatenablog.com 以前の記事で紹介した、全て…

京の夏の夕焼け

以前の記事でも語りましたが、夕焼けのベストシーズンは、私が思うに秋ではなく夏。 naosuke21036.hatenablog.com 今年は梅雨明けが遅く、しかもその間曇りや雨の日続きでしたからなかなか機会はなかったものの、梅雨が明ければ夕焼けに出会える日も増えまし…

哀悼と追憶の夕景 最後に

哀悼の思いを込めて、この場所で見届けた夕焼けの写真を紹介するのも、さしあたり今回までとします。 水面も、繊細な色あいに染まります。 こちらは2年前の夏至の頃。一日曇りの日でしたが、巻積雲が広がる空模様からあるいは華麗に染まるかと思い足を運んだ…

哀悼と追憶の夕景 さらに

今日の帰途、あの田園にまた足を運びました。 日中は曇りでしたが、夏至近く遅い夕暮れ時にはすっかり晴れ。水が張られ、稲が植えられて間もない田に、比叡山が映えます。 夕映えが際立つと、こうです。 写真を撮るたびに、先日訃報を耳にした、この田の地主…

哀悼と追憶の夕景 続

まだしばらくは、この3月に帰らぬ人となられた、この水田の地主のおばあさんへの追悼のために、この地の夕景を取りあげていこうと思います。 西の空が黄金色に染まり、水田をも染めたこの日。 北東の空もこんなに色づき。 真東の比叡山側もこんなに茜色に染…

哀悼と追憶の夕景

いまだ、この水田の所有主にして、ずっと私のここでの撮影をお許し頂いていたおばあさんの訃報を耳にしての愕然たる思いが冷めやりません。 改めて当ブログで、この場所で撮影させていただいた田園風景、ことに夕景の数々をご紹介し、追悼としたいと思います…

哀悼の意を込めて

今なお、愕然たる思いを抑えられずにいます。 それは今日、仕事が早く終わったので、日の長いこの季節、比叡山を見上げる田園へと立ち寄った時のことでした。 naosuke21036.hatenablog.com 田植えから間もない今の時期、梅雨の晴れ間なら、水田への映り込み…

梅雨が来る前に~寄り道して嵯峨、桂川へ~

6月に入り、初夏の終わり、梅雨入りも近くなってきました。雨の多く蒸し暑い季節は嫌ですが、私の郷里・愛知県でダムが涸れるなど深刻な渇水状態と報じられるのを聞くと、ちゃんと雨は降って欲しいとも思わずにはいられないところです。 ですが、今朝はまだ…

京都・神楽岡から望む夕日

北と東西、三方を山に囲まれた京都では、朝日や夕日を撮るうえでは相応の場所というのがあります。つまり、朝日を撮るなら西部、夕日を撮るなら東部、ということです。 私の住んでいるのは京都でも北東部なので、夕日の方がずっと撮りやすい環境です。 私の…