嵯峨野・落柿舎から青空を望む
台風接近で大変なことになっています。こちら京都では直撃には至らないようですが、早朝から大雨。各地のみなさまのご無事を祈るばかりです。
そんな日だからこそ、晴れた空を待ち望む思いで、ひとつの青空の映える場所を特集します。
嵯峨野の落柿舎です。
江戸時代の俳人で、松尾芭蕉の門人だった向井去来が営んだ庵です。芭蕉も何度か訪れ、「俳諧道場」としても世に知られるようになりました。
ここは嵯峨野ではとりわけ青空が映える撮影スポットとして私も大好きで、たびたび足を運んでいます。
先日、秋桜を撮りに行った日に足を延ばしての撮影から。
庵の前が開けているからこそ、遠景の山々も合わせて、青空のもとでの落柿舎が味わい深いのです。
今年の4月、桜の季節を少し過ぎた頃に。新緑がみずみずしい。
別の年の5月の連休中に。
ずっと昔の学生時代にこの辺りを訪れたとき、庵の前は水田で、田植え前の時期にはレンゲソウが植えられていて美しい景観になっていたように記憶していますが(あるいは記憶違いかもしれませんが)、今は農地としては使われておらず、空き地になっています。
こちらはある年の晩秋、紅葉の季節に。
すぐ近くから。
その名の通り、柿の木が植えられています。
今年もこんなふうに秋色に染まってきたときに、また訪れるつもりです。
それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。