日刻みの季節感~新緑の色あいから~
風景・自然写真を撮っていると、当然のように季節には敏感になります。
一年の時期ごとに、今なら綺麗に撮れるものは何か、見頃になるのはいつか、常々気になるというものです。
そして「定点」で撮るスポットが私にはいくつもあり、毎年のように何度も足を運んでいると、季節感も時には日刻みになります。去年の、一昨年のこの日はどうだっただろうかと比べてしまうのです。
同じ所で同じ時期に撮った写真を比べると、季節の進み具合の年ごとの違いを感じる。
あるいは同じように撮れた写真の日が年ごとで違っている、という場合もそうです。
これは、新緑の写真。去年と一昨年です。
去年のほうが一昨年より暖かくなるのが早く、新緑の芽吹きも早いものでした。だから、ほぼ同時期、しかも去年の方が2日早いのに、緑の濃さはずいぶん違います。
以下の二枚も、それぞれ同じ日付で京都・八瀬の高野川沿いで撮った新緑風景です。
場所としては、以下の地図の真ん中あたりです。
こちらを比べても、一昨年の方はまだ芽吹いたばかりの新緑の淡いパステル色なのに、去年の方はずいぶん緑も濃く、葉も茂っています。
同時期でもこれだけ季節の表情が違う、という見本です。
今年も同じ場所で撮影に行く予定ですが、この2年と違ってどんな表情になっているかが楽しみです。
それでは、今日はこの辺で。お読みいただきありがとうございました。