光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

すさみでの絶景さがし その6

 久しぶりに、南紀すさみのことで。

 名のある観光地でなくても、奇岩の群れなす青い海に、いくらでも絶景を見つけることができるこの地・枯木灘

 今回は、この場所です。

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 峻厳にそびえる岸壁に、打ち寄せる波。場所はこちら。

 見老津駅から恋人岬へ向かう国道42号線から左手にそれた回り道がありますね。この道沿いには何軒か民家も建っていますが、この道から、海岸まで降りるルートができていました。

 地図上に表示されている白石神社(本当に小さな社です)から少し進んだ先。一部には石段も設置されていて、それなりに整備されている模様。地元の人や、磯釣り客が利用するのでしょう。この小径そのものも、写真に収めておくべきだったと今更ながら思います。

 で、降りてみるとこんな感じ。

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 海の広がりに岩の点在する具合が素晴らしく、ここもまた絶景です。

 遠景には、婦夫波の黒島も望みます。

 昨夏の撮影ですが、この日は空の青さも最高、海も適度な荒れ具合で、海の写真を撮るうえでも文句なしの日でした。これまですさみを訪れた中でも、ベストな撮影日だった日の一つです。

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 ひときわ高く聳える奇岩があり、その頂に生い茂る松が力強い趣を添えています。

 よく見るとわかりますが、対岸ではずいぶん高い波が上がっているところもあった様子です。

 その近くには、前の記事で紹介した、立浦の岩の尖塔も見えます。

naosuke21036.hatenablog.com

 距離的には近いのですが、海辺までせり出した険しい岸壁が隔てているので、立浦までそのまま渡っていくことはできません。一度国道まで上がって降り直す必要があります。

 このスポットに気づいたのは、本当に最近です。海辺まで降りるルートがあることに気づかず、素通りしていました。

 ただ国道沿いから見下ろしていただけです。

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 先の写真で、松を頂いた奇岩も国道沿いからはこんな風に見えます。

 長らくこんな絶景スポットがあることに気づかずにいたことは悔しいぐらいですが、それ以後はすさみを訪れるたび、ここでも撮影しています。

 こちらは、昨冬12月。

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 1年でいちばん日が短く、太陽高度も低い季節でしたから、真昼に撮っても明るさは夏とは全然違います。

 そして先月、早春に。

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 冬と比べるとずいぶん明るさも増しています。

 干潮の時間帯だったので、風景の見え方も違っていました。

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  こちらは反対側、見老津漁港方面を望んだ写真です。

 何度もすさみを訪れて、海岸に降りるルートもいくつも見つけてきましたが、ここの風景は特に気に入ったところです。

 それでは、今日はこの辺で。お読みいただきありがとうございました。