光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

新緑の季節

 2日続けて白崎海岸の記事を投稿して先送りになっていましたが、先週末の新緑撮影からの写真を改めて紹介します。

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 新緑のベストシーズンは、私の住む京都であれば間違いなく、5月より早く、4月後半です。

そう断言できるのは、

  • 芽吹いて間もない時期こそ、いかにも新緑らしい淡いパステルグリーンの繊細な色あいが見られること
  • 緑の色あいが樹によって異なり、彩り豊かになること。
  • ・山桜がまだ咲いている時期にかかるので、新緑色と桜色の鮮やかなコントラストがしばしば見られること

 といった理由があります。

 5月に入る頃にはまだ新緑らしいみずみずしさは十分残っているとはいえ、ずいぶん緑も深まってこれらの要因がなくなってしまうので、ベストな見頃は外れてしまう。そう感じるのです。

 ある観光関連のウェブページで、新緑は桜と違って比較的長く楽しめる……といった趣旨のことが書いてありましたが、これは何も解っていないな、と思わざるを得ません。

 本当の新緑の美は、桜以上にはかなく、束の間にしか見られません。それぞれの樹の芽吹き具合、山桜の咲き方などで、同じ場所へ行っても一つひとつの風景が二度とは見られない表情を見せる。そんな繊細な色あいをカメラに収めることにこそ、新緑撮影の魅力があるというものです。

 チャンスは「4月後半の晴れた休日」しかないようなものなので、そんなチャンスがない年もありますし、あったとしても毎年出会う風景はそれぞれ違うのです。

 というわけで。八瀬から大原に向かう道から望んだ新緑の山です。

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 今年は4月初めの冷え込みのために季節の移り変わりが遅かったのと、20日と撮影に行けた週末がやや早い時期に来たこともあって、所によっては芽吹きがまだまだというところもありました。

 こちらは2年前のだいたい同所の撮影。

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 こちらの色あいのほうが個人的には好きですかね。

 さらに大原まで足を運ぶと。

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 山沿いの高台から望んだ大原の里ですが、ここは田植えの季節にこそ映えそうです。

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 引き返して八瀬へ。
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 前の記事でも触れた、彩り豊かな新緑の山をもう一度。

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 高野川にかかる橋の上からの撮影。

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 この辺りです。

 こちらは叡電八瀬駅近く。時刻的に少し逆光気味になってしまいましたが。

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 そしてこの後、前の記事で取り上げた神山にまで赴きました。

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 今年も繊細な淡いパステルグリーンを見ることができました。

 今週末は土曜日も仕事、日曜日の天気は微妙ですし、その時期になるともう緑も深まっていそうなので、この日が今年の新緑撮りのラストチャンスだったようです。

 それでは、今日はこの辺で。お読みいただきありがとうございました。