青空がしばらく見られなくなる前に
風景写真を撮っていると季節にはとりわけ敏感になりますが、私の季節感だと、一年を季節で分けるなら、「四季」では不十分で、「六季」にしたくなります。
こちらの記事でも触れました。
春夏秋冬ではなく、春、初夏、梅雨、夏、秋、冬。
「初夏」「梅雨」は独立の季節として扱いたくなります。
「初夏」は4月下旬、桜が完全に散った頃から、6月の梅雨入り前までの約1か月半。新緑と澄んだ青空の季節。この時期の清涼感は他に代えがたいもので、私も1年で最も好きな季節です。
今年は梅雨入りが遅めで、その分「初夏」が6月半ばまで続いている感があります。でももうそろそろです。初夏の澄んだ青空を見られるのもこれが最後、梅雨明けまで青空はなかなか見られなくなる、ということで、ここで見届け、写真に収めておきました。
まずは鴨川から。丸太町橋のあたりです。
澄んだ青空に、川の水も澄んでいます。
飛び石の上に立って。
街中を流れる川がこんなに澄んでいるのは、本当に貴重なこと。京都を訪れた外国の人が驚くことの一つとも言います。都会の川は濁っているのが当たり前なのに、と。
川辺のヨシがそよぎ、初夏の清涼さを加えます。
続いては桂川で。西大橋から上流を望んで。
下流方向。
川沿いには田畑が広がります。田植え間もない時期ならではのすがすがしさ。
比叡山を遠望して。
こちらは愛宕山を望む方向。
少し川から離れた田んぼで。
ということで、梅雨に入って青空が恋しくなる前に、存分に見届け、写真に収めたこの日曜日でした。
それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。