光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

南紀勝浦の朝日

 久しぶりに、南紀の話題で。

 私の紀州への撮影旅行ではどうしてもすさみを入れたいこともあって、宿泊を入れるにしても串本以東に赴くことはそれほどないのですが、この時は宿を勝浦にとっていたので、その折の撮影から。串本・すさみ方面の始発が紀伊勝浦駅では7:20とかなり遅いので、その前にこちらでの撮影をまず楽しもう、ということで、早朝に起きて朝日を狙います。

 ホテルの最寄は紀伊天満駅でしたが、5分も歩けば海辺まで出られます。地図でご覧の通り那智湾は東に向かって開けているので、海からの日の出を撮影するには絶好のポジション。スマホのアプリ「日の出日の入りマピオン」で方角を確認して、時を待ちます。

 日の出直前。すでに水平線近くから光が射していますが、低く薄雲がかかっているので、日の出の瞬間は見られないかも、と思いました。ですが。

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 ちゃんと薄雲越しに、太陽が顔を出しました。むしろ雲越しだからこそ朝日の赤さは増します。

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 心持ち広角寄りに。

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「朝日は左に寄せ、夕日は右に寄せる」私の構図セオリーの実践です。

naosuke21036.hatenablog.com

「これから昇っていく」右側の空間を空けることで、朝日らしさを表現するのです。

 そしてズームで。

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 太陽のグラデーションが美しい。望遠で切り取っても「太陽と海だけ」の写真にならないよう、小さな島が入るようにすることは最初から狙っていました。

 そして、水平線を離れようとするとき。海上に赤い光の道ができています。

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 そして朝の真っ赤な時間へ。

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 広角で。弁天島、そして朝日に映える海辺のホテルも一望です。

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 ここでいったん宿に戻って身支度を整えてから、朝の海の撮影へ。朝日を撮影した場所から東に進んだ先です。

 雲一つない朝の青空に、左手に見えるのは弁天島。干潮なら歩いて渡れます。

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 左側にある道はお蛇浦遊歩道。ここに沿って海の景観を楽しめるのですが、あまり深入りすると電車に間に合わなくなるので、このぐらいで引き返す。

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 このまっすぐに屹立した奇岩が目を引きました。名前はついているのでしょうか。

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 まだ7時前ですが、夏だけにもうすっかり明るく、そろそろ暑くなってきます。

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 陸の方向に。小さく那智の滝も見えます。

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  南紀の撮影の旅のひとこまでしたが、この時間も大切なものでした。

 それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。