真夏のすさみを振り返る
以前の記事でのこちらは、その後に訪れた勝浦からのものでした。
naosuke21036.hatenablog.com
ですが、南紀への宿泊を伴う旅ともなれば、一日はすさみを入れたいのが私の譲れないこだわり。青空の日が続き、申し分のない撮影条件ともなればなおさらです。
ということで紀伊勝浦駅から始発の電車で、すさみへ。この方面の紀勢本線の始発は7時台と遅く、周参見駅到着は9時前になりました。
ここから、まずすさみ町をちょっと出て、お隣の白浜町に属する志原海岸で撮影したのが午前中で、この時の記事でとりあげました。
ということで、まずは周参見駅から志原海岸までの途での撮影を。
駅を出てまず見る海は、当然ながら海水浴場と稲積島。ご覧の通り、真っ青な空に、真夏らしいエメラルドグリーンが映えます。
写真には人を入れていませんが、まだ朝ながら、海水浴客の人出もありました。
ここから42号線に沿って、西へ向かいます。
オン崎を過ぎたところの湾。空には本当に雲一つありません。
ここから海岸道路を通って。海沿いまで険しい山が迫り出す、紀州らしい地形もよくわかるところです。
大海原の広がりが実感できるところまで出ました。
こちらの細長く突き出た岬が、小石の鼻。ちょうど白浜町との境ぐらいです。
そして、すさみ町を少し出た、安宅崎。明るすぎるほどの青空と草木の濃い緑が、エメラルドの海に加えて真夏らしさを引き立てています。
この後、鳥毛洞窟・志原千畳敷をめぐったわけです。
そして、引き返した道でオン崎を望んで。ちょうど正午ごろです。
これほどの澄み切った青空のもとで真夏の海を撮れるとは最高に近い撮影条件で、これまですさみを訪れたなかでもベストから二番目ぐらいなのですが、その反面できびしい条件でもありました。
恐ろしく暑い。
お盆休みの、暑さのピークの時期だから当然といえば当然ですが、最高気温37℃ほどの日が、こちらすさみでも連日だったのです。
例年なら、南紀すさみは、海沿いということもあって真夏でもここまで暑くはなりません。私の住む京都が夏の暑さがすさまじいのと比べても、訪れれば確実により涼しいと感じるものでした。
でもこの時は、全国的な猛暑が南紀まで及び、陽射しが容赦なく照りつけました。何も陽射しを遮るものの無い海辺の岩場での撮影だけに、暑さとの戦いでとにかく体力は奪われていきます。
午前中の撮影だけでもかなり暑さにやられ、いったん周参見駅舎内で休憩したものの、これで限界、リタイアしようか……とも考えました。
しかし、こんな抜けるような青空の下で、エメラルドが美しいすさみの海を撮れるチャンスはそうあるものではありません。このまま棒に振るのは実に惜しい。
進むか、退くか……私としては当然とも言えますが、前者を選びました。続きはまたの機会に。
ということで、今回もご覧いただきありがとうございました。