南紀串本 橋杭岩の朝日
京都でも東部に在住している私にとって、朝焼けはまだしも、「朝日」は普段は撮影テーマになりません。間近まで迫り出した東山のために、朝日が顔を出すのは日の出からかなり後になるからです。
それだけに、旅先というのは、朝日を撮るめったにないチャンスになります。
ここ橋杭岩は、朝日の絶好の名所です。
地図でお分かりのように陸側から見て東にありますから、橋杭岩越しに朝日が海から昇るのが見られるわけです。
ちなみに範囲を広げるとわかりますが南東に紀伊大島があるので、晩秋から冬にかけては昇る朝日が島に隠れてしまいます。岩の前から撮影するのであれば春夏がベストです。
今回紹介するのは3年前の8月に訪れたときのこと。夏だけあって日の出は5時過ぎという早朝にもかかわらず、カメラマンがずらりと列をなしていました。
ということで。
水平線の彼方から、真っ赤な太陽が顔を覗かせました。
波も激しい朝。波濤の向こうに昇ります。
ひとときだけ、ダルマ朝日に。
すっかり水平線の上に真紅の朝日が現れました。浅瀬も紅に染まっています。
そして。
鳥が飛来しています。アオサギですが、これが朝日の風景にさらに趣を添えてくれます。こちらは次の機会に。
最後に、お気に入りの一枚を
岩が朝日を挟みつけるようです。その横で上がる波飛沫も迫力十分。
この日の朝日はまだまだ見所が続きます。
では、今回もご覧いただきありがとうございました。