長すぎた残暑のおかげで、紅葉の季節の訪れも大幅に遅れた今年の秋。
その分遅くまでずれ込み、もう冬至を過ぎた今日になっても、私の住む京都でもところどころに真っ赤な紅葉が見られました。
こちらは高野川沿いから、比叡山を望んで。
鴨川沿い、府立医大病院の近く。
同じく鴨川沿い、二条大橋の辺りです。
さすがに見頃は過ぎ、色あせかけ、散りかけている樹がほとんどですが、それでもクリスマスも近いこんな時期にまだ紅葉が見られること自体、ことしの気候はどうかしています。
気温そのものは、寒波も訪れ平年と変わらなくなっていますが。
御苑に足を運んでみると。
散り紅葉の絨毯とともに、まだまだ樹の方も見られます。
この辺は、まだ見頃と言っても差し支えないぐらいでした。
こちらは堺町御門から入ったところですが、まだ黄色味を残した葉もあるぐらいで、見頃そのものです。
これなら確実に、クリスマスまで残るでしょう。
1週間前、山科の天智天皇陵参道入口の紅葉。
ここの紅葉は例年息が長く、12月10日ぐらいまでは見頃が続くものですが、それにしても12月の半ばでこれです。
紅葉というのは、植物が一定以上気温の低い日を累積して感知することで起こるので、10月まで残暑が続いた今年は、なかなかそこに至らなかったということでしょう。
それで、「秋」が12月の下旬にまでずれ込む。
毎年が異常気象と言っていいぐらいの近年ですが、今年はこれまた特異だったようです。
それでは、今回もご覧いただきありがとうございました。