2019年をすさみで振り返る
2019年・令和元年も残すところあと2日。
前回は南紀の海からでしたが、私にとってすさみ町は特別扱い。この地の絶景に魅せられては何度となく足を運び、それだけでなくこの地の活性化のために何かしたい。まずはその魅力を発信したい。そういう「関係人口」として関わってもいます。
今年も合わせて7回訪れましたので、その折にとらえた絶景の数々を振り返ります。
まずは3月、早春の旅から。フェニックスの褶曲です。
いつ見ても、硬い岩がこのようにロールケーキみたいにぐにゃりと曲がった自然の不思議は圧巻です。
こちらは黒島近くの海岸で、それまで撮ったことのない画角で試したものです。
5月の連休時。
奇岩がいっぱいなので、何気なく撮っても、一つひとつが個性的な絶景になる。それがこのすさみの海の魅力です。
そしてこの時の旅で、旧国道42号線跡のビューポイントを「発見」できたのも成果でした。これ以後、必ず訪れるべきスポットの一つに加わっています。
6月半ばには、好天ながら海が荒れ気味との報せを聞いて、日帰りで撮影に足を運びました。荒れた海の日こそ、絶好の撮影チャンスであることはすでに心得ています。
フェニックスクリフには降りられませんでしたが、その代わりこんな荒ぶ海の迫力ある光景に出会えました。
恋人岬の婦夫波をブーゲンビリアとともに。
海の色もより鮮やかな上、逆光での海面の煌きが美しい。それが荒れ気味の海の微です。
8月にも2度旅しました。こちらは早朝の戎島。
真夏らしく海の色もエメラルドでした。
この時は海も穏やかでしたが、荒れた日にもう一度。
海の色の鮮烈さも際立っていました。
海面から2m以上の高さはあるような岩棚を優に乗り越える大波。
立浦の岩の尖塔にも打ち寄せます。
恋人岬もこの荒れよう。圧倒的な迫力でした。
そして今月半ばに。高浜海岸千畳敷。
そしてこの時は何より、黒崎で青い水晶のような水の色に出会えたことがいちばんの収穫です。
いわゆる「観光名所」として名もない場所でも、いくらでも絶景を探せるのがすさみの魅力。みなさまもぜひ一度足を運んで、この土地の魅力に触れてていただきたいところです。
そして今年は、このすさみの地で人との大切なつながりも得ました。新たに出会えた地域の人たちも、私と同じくこのすさみに魅せられ、都市部からたびたび訪れている「関係人口」の人たちも。
新しい年もこの土地との関わりを深めつつ、その活性化のために私にできることをしていければと考えています。
では、今回もご覧いただきありがとうございました。