光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~

写真を通してつかまえた光をお届けしていきます

真夏のすさみを振り返る その3

 照りつける日差しと暑さと闘いながら、真夏の青空の下での撮影はまだまだ続きます。

 振り返っても、これほどの澄み切った明るい青空の下ですさみの海を撮影できチャンスは、今までにも滅多になかったものでしたから。

 ということで道の駅・イノブータンランドを過ぎて、黒島トンネルを抜け、すさみでは何よりメインの撮影スポットに向かいます。

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 地図ではこちら。

 すさみを代表する景勝地・黒島を望む恋人岬です。

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 風がほとんど吹かず、海もすっかり凪いでいて、婦夫波になっていなかったのが残念。とはいえ波が立っていないために、海のエメラルド色がいっそう映えていて、別の魅力を堪能できたというところ。

 南向きなので、真昼に撮ろうとすると逆光になりやすいこのスポットですが、夏であれば太陽が真上に近いため、逆光になりません。空の青さも損なわれないまま、撮ることができました。

 そして一昨年に「発見」して以来、外せないスポットに加わった旧国道42号線に入ります。

naosuke21036.hatenablog.com

 次々に知られざる絶景スポットを見つけると、すさみの撮影フルコースは、メニューがどんどん増えてしまいます。炎天下で全部消化するのはかなり大変です。

 ということで、黒島の方向。ここから見ても、恋人岬に波が全然立っていないのがはっきりわかります。f:id:naosuke21036:20201022204845j:plain

 高浜海岸の方向。海沿いまで迫り出した険しい山と、千畳敷が望めます。このあたりは芝生になっていて、眺望も開けています。

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 そして眼下50mの断崖。陸と沖の両黒島を収めつつ、魚眼での撮影で迫力をさらに加えます。過去に撮った時と比べてもこちらからも海のエメラルドが鮮烈です。

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 ほど近いおおはの海岸でも撮りたいところですが、あまりの暑さに物陰で休みつつ少し躊躇。やや険しい斜面を伝って降り、岩が転がり不安定な足場を歩くのにはかなりの体力を消耗しそうです。しかも海岸では陽射しを遮るものが何もありません。

 とりあえず海岸への降り口からの眺望。夏にはこのように、夾竹桃の花が咲きます。

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もう十分撮ったとして、ここで切り上げるのも一つの手でした。でもここまで来たら撮れるものは全部撮らずに帰るのも惜しいですから、やっぱり海岸まで降ります。

 その途中での、黒島方向のショット。昼下がりで少し太陽が西に傾いてきたので、エメラルドの海に逆光のキラキラが散ります。

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 そして海岸まで降りて同じ方向を。

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 反対の見老津駅の方向。ここの岩棚の荒々しい自然の造形美は、いつ見ても壮観です。

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 岩棚の間の入り江。

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 順光なので、空も岩の造形もくっきりです。

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 岩棚の上から、改めて逆光方向。夏の昼の海だからこその、空の青さを損なわないままの海面のキラキラです。

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 岩棚の先端まで進むのは炎暑が許さず、ここまでとします。

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 設置されたロープを伝って道路まで上がります。暑さと歩き回った疲れででへとへと。

 しかもこの時点で飲み物をほとんど使い切っていて、渇きも襲います。

 でもこの近くでまだまだ撮りたいものはあって……ということで、それはまた次の記事で。

 今回もご覧いただきありがとうございました。